2008/10/14

八尾「高安保育所」の裁判  あまほごネットとは

来年春からの移管予定になっている八尾市の高安保育所。高安のお母さんたちも頑張っておられます。9月30日第6回弁論が終わりました
(次回は11月13日10:30〜 大阪地方裁判所806号法廷)

原告の準備書面(5)のなかで
「保育士の激しい入れ替わり」を指摘されています。

尼崎でも移管後、保育士が大量に辞めた園もあります。
「民間移管後 結婚による退職を含め、多くの職員が辞めた園がある。(17人中11人)」
・・(5月29日こども課回答)


移管を引き受けた法人は、どこも混乱しているのだと思います。
その中で、通常どおりの保育をいったん切られてしまう子どもたちがそこにいるのです。
そのこと自体、保育の質の低下といえるのではないでしょうか?


高安保育所の準備書面(5)の内容は以下のようになっています。
1 本件は被告による保育契約の一方的な破棄である
2 民間保育所の特性
3 民間保育所が安上がりとなる理由
4 保育士の激しい入れ替わり
5 経験が浅い保育士ばかりになることによる弊害
6 疲弊していく保育現場
7 短期間パート保育士の多用による問題
8 保育の専門性の軽視
9 アメリカの民間保育所
10 保育士の配置の状況


以上の中から、今回は 「4保育士の激しい入れ替わり状況」 を「高安保育所裁判を支える会通信」より紹介します。全国の状況が載っています。
「続きを読む」をよんでくださいね、
印刷したら読みやすくなるかも・。
ここでは、全国状況のあとに載っている八尾市のケースを紹介します。

⇒このような事例が相次ぐ中、八尾市で先に廃止・民営化されたゆう安中東保育所で、民営化直後の2006年度1年間に8名もの保育士が退職されたうえに、翌07年度においても8名の保育士と1名の看護師が退職したという事実の持つ意味の大きさは容易に理解できるはずである。2008年6月19日の八尾市議会文教産業常任委員会では、この大量退職問題が議員より指摘されたが、八尾市の保育当局は「(移管法人の)理事長の話では新しい園を運営する中では、一定安定するまでは3年程度かかると言われておりました」と答弁している。これは八尾市自らが、「安定的保育の実施」という移管条件を軽視していることを認めているということである。




4 保育士の激しい入れ替わり
 賃金労働条件があまりに劣悪になると、保育士自身が長く持ちこたえられなくなる。西日本初の株式会社設立保育所ということで話題になったウィシュ・神戸すくすく保育園(廃園)ではさまざまな問題が発生して、2006年3月の参議院総務委員会でも取り上げられたが、同保育園の職員は、全員が1年契約、交通費は上限が1万円、会社の利益が上がらないとボーナスも出ないということで、2年間で保育士22名が退職したとされている。
 2001年に株式会社として初めて公立保育所運営を請け負った東京都三鷹市のケースでは、受託企業(ベネッセコーポレーション)の保育士は所長、一般スタッフとも雇用一年の契約社員とされている。
 東京都練馬区では、2005年12月から区立光が丘第八保育園の運営業務をピジョンに委託したが、同社の保育士が4カ月で8名が退職する事態となり、2006年3月17日、練馬区長から「多数の退職者を出すに至った原因を究明し、これ以上同じ原因による対象者を出さないこと」などとする異例の「改善警告」が出された。さらに2006年4月から11月にかけて7人が退職したことから、同区は、同年12月5日、「改善要請」を出した。
 他方、2006年4月に民間委託された東京都練馬区の向山保育園では委託料があまりに少なく、人件費の安い非常勤保育士に頼らざるを得ないため、常勤職員31人に対し、短時間職員を含む非常勤保育士ななんと27人に上るという。同園の園長は「非常勤保育士の定着率は低い。常に人を探している状態です」と打ち明けている。
ほかにも、横浜市や東京都文京区、同練馬区の保育園では「委託後初日に、顔を縫ったり、鼻を骨折したりする怪我が起きた」、「公立保育園時の先生を探して子どもが脱走した、「子どもがシャワー室に閉じ込められた」、「保育士が大量に退職した」などの事件、事故が相次いだとされている。
 横浜市根岸保育園の民営化にさまざまな問題点については、保護者アンケートの結果がホームぺージで公開されている。
 
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