八尾の仲間のお母さんから、5日の裁判の様子を教えて頂きました。意見陳述の原稿もつけて頂きました
8月5日4時から806号法廷でありました。
原告は、保育所選択権の侵害話をしました。保育所の場所が600メートル東に離れる事、子どもが高安保育所が潰れると言っていて、民営化の事をどう伝えたらいいのかわからない事、先に民営化された園では、毎年のように職員の3分の1の方々が辞めてしまい混乱しているが、その混乱期も子どもは心も体も成長する大切な時期であり、子どもたちにどのような影響があるかわからない事を訴え最後に保育所を選択する権利を奪わないで下さいと弁論しました。原告も涙を流しながらの訴えをしましたが、裁判長は、裁判の今後の予定を決めるばかりで、もっと原告の言葉に耳を傾けてほしいと思いました。
次回9月30日1時30分大阪地裁806号法廷、次々回11月13日10時30分です。
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先に移管された園で退職者が続出した話や、「雇用が安定するまで3年かかる」という法人の話もあります。子どもの育ちにとって最善な環境を行政は真剣に考えるべきです。
8月5日 第6回弁論の意見陳述原稿
1 原告の○○ ○○ですが、私からは原告準備書面(5)に関連して、今回の民営化がいかに私たちの保育所選択権を侵害するものであるかについて補充説明します。
2(1) 私たち夫婦は、長女の○○を、公立高安保育所での保育内容を調べたり、位置的条件を考えたりして、他のいくつかの保育園の中から公立高安保育所がいろいろな条件の点で最も私たち親子にとって望ましい保育所であると考えて入園させました。子どもの成長を第一に考えてくれる、きめの細かい先生方の保育に助けられ、ここまで仕事を続けてこられたと思っています。当然、卒園するまで公立高安保育所で保育してもらえるものと考えていました。
ところが、今回、急に、高安保育所の廃止が決定され、私たちの希望が叶わなくなりそうなのです。
(2) 最近、○○が、「お母さん、保育所つぶされるんやろ」と言ってきました。
私たちは、まだ民営化のことを子どもに説明していません。
どこからか漏れ聞いたのでしょう。
「民営化」と言っても、子どもには何のことか分かりません。
場所と建物が変わることは、古いから新しくなる、広くなると説明できます。それでも、600メートルも離れてしまい、今まで慣れ親しんだ園舎が廃墟と化すのはとても寂しいことです。
さらに、先生がみんな変わってしまうことについては、どう説明したらいいのでしょう。今の高安保育所の先生は給料が高いから、もっと安い先生に替える、八尾市はお金がないからしょうがないと言わなければならないのでしょうか。
現在、民営化後の法人を含む三者懇談会が開かれていますが、今の高安保育所の保育をどこまで引き継いでもらえるのか、具体的には何も見えてきません。
特に、民営化後の保育所では、経験年数の少ない先生ばかりになるのではないかととても心配です。民営化後は、経験年数が3年以上の保育士は、3分の1以上でよいという、今の高安保育所の先生方の経験年数とはかけ離れた基準を適応しようとしています。この基準では、職員20名で施設長以外の19人については、14人が新卒、5名が経験年数3年でも基準を達したことになります。
保育の仕事を初めて経験する新卒の保育士の中には、引き継ぎ期間に退職される方も出てくるかもしれません。現に先に民営化されたゆう安中保育園では、1年目に8名、2年目にも8名の退職者が出ています。
この点について、三者懇談では、新しい保育園は、雇用が安定するのに3年ほどかかるといわれました。保育園にとって3年は開園の混乱期と言えるかも知れませんが、子どもたちにとっては、その3年は心も体も成長する大事な時期です。
また、ゆう安中とは違い、建物も場所も変わるという、大きな環境の変化の中で混乱期を迎えなければならず、子どもたちにどのような影響があるのか計り知れません。
八尾市が行おうとしている民営化は、通っている子どもや保護者を無視した、強引な民営化です。このような民営化は到底、受け入れることはできません。
さらに、建物も4月に間に合うのかさえ分かりません。常設のプールは地盤が不安定なため組み立て式になると言われました。このような説明を受け、(八尾市に)良い保育をしようという姿勢は全く感じられません。
こんな不安なまま、民営化を強行して、誰のための民営化なのでしょうか。毎日通うことを考えると、地理的条件から移管先以外の他の保育所を選ぶことはできません。
私たちは、公立の高安保育所で子どもを卒園させたかったのです。私たちの保育所を選択する権利を奪わないでください。
以 上