「親子で見る展覧会 土を焼く!展」
■樂美術館 京都市上京区油小路通中立売上ル
■電話 075-414-0304
■期間 平成19年9月2日まで 月曜休み
■時間 午前10時から午後4時
■入館料 大人700円、大学生600円、高校生300円、中学生以下
無料
千家十職茶碗師樂家の庭の土、洛中の聚楽土(じゅらくつち)、壁土、伏見、東山区の寺、京田辺市などの土、赤樂茶碗に用いられる赤土、伊賀の土、珪藻土(けいそうど)、白土、志野焼の土など多様な土の実物と、それを800度で焼いたものとを対象して17組置いている。土が窯の熱によって濃い赤や白などに変ることがよくわかる。
黒楽茶碗の釉薬の材料に使う鞍馬石も、細かく砕いたあと、すり鉢でさらに細かくしたものと並べて展示。すりつぶしてから他の鉱物や布海苔(ふのり)などとあわせて釉薬にする。黒樂茶碗を焼成する際に茶碗を内に納めて焼く「鞘」(さや)にあたる素焼きのう内窯も、使用前と後の両様の姿を示す。
樂家歴代の作品では、赤い柿の実を思わせる肌合いの四代一入(いちにゅう)の赤樂茶碗 銘「熟柿」(うれがき)、白い釉薬が雪の積もった風情を醸し出す当代のれきゆう茶碗「雪千片」(ゆきせんべん)、赤い斑点が沢山見られる先代覚入(かくにゅう)の赤樂茶碗「福寿海」(ふくじゅかい)などが多様な趣を感じさせる。
黒樂茶碗も、樂家初代長次郎(ちょうじろう)の侘びた黒樂茶碗 銘「面影」、二代常慶(じょうけい)の黒樂平茶碗、三代道入(どうにゅう)のつややかな黒樂茶碗など一様の黒ではない。
「親子で見る 樂茶碗鑑賞会」も8月5日 午前11時から開かれ、樂家15代当主の樂吉左衛門館長が古典的な作品の製作に取り組んでいる経験から、作り方や作品の特徴などを一時間ほど話す。
要予約。