初版が2001年5月30日とありますので目新しくも無いのですが、最近買った本なので紹介させていただきます。
「はじめて学ぶ水屋仕事」発行 叶「界文化社 価格 本体1500円+税
水屋というのは茶室に付属していて、お茶をするに必要なすべてを準備するところです。
下の写真は弊社で使っている「置水屋」。
スペースの都合で縁側の隅に置くしかない状況なので「置水屋」にするしか無かったので、縁側の幅に合わせたオーダーメイドです。
しかも予算の都合で水道がないので、水屋壷という「水瓶」のようなものに水を入れて使い、すのこがあり、その下には引き出しがあるので汚れた水はそこに溜めるという仕組みになっております。下の引き出しは左が水用、右が物入れになっています。
当然、下水もありませんので、引き出しの中の水が一杯なって重くなる前に捨てるという作業が必要になります

ちょっと面倒臭いです。
いいところは、通常、台所で茶碗を洗う時などは水をジャブジャブ使ってしまいがちですが、水屋杓に汲んで洗うので使う水の量は少ないです。
以前、泉涌寺で堀内宗心宗匠の献茶式に行った事があり、後ろの方でしたがお点前を拝見する機会がありました。そこでは、普通、裏方のものである「置水屋」が置かれていて、お点前も拝見できつつ、水屋も拝見できるという貴重な体験でした。
残念ながら後ろのほうなので・・・片付けをされている時に水屋を拝見しただけですが、有意義でした。
水屋仕事は茶室や露地の掃除から始まって、道具の用意にその配置、炭を熾して釜で湯を沸かし、お茶を掃いたり・・・と、書き出していったら結構いっぱいありますが、普段のお稽古ではお点前中心になると思うので、軸のしまい方や茶碗の木箱の紐の掛け方など、水屋のことを更に覚えたいという方にはオススメの本です。
