(1)基礎学力をいかにつけるか(第1号:2007.11)
□勉強の基礎は、昔は「読み・書き、そろばん」でした。だから、昔の寺子屋では、この「読み・書き、そろばん」を徹底的に仕込んだのです。
□ところが、今の時代は、学校では、教えることが多すぎて、基礎を身につけないまま、過ごしているのではないかと思われます。
□そんな環境の中で、「それではいけない」と、実践されてきたのが、陰山英男先生です。先生は兵庫県生まれで、岡山大学卒業後、兵庫県で教職につかれました。10年ぐらい前、兵庫県朝来町という農村部の小学校に赴任されて、生徒の基礎学力をつけるために、いろいろと工夫をしながら、頑張って来られたのです。そして、生徒の力を飛躍的に伸ばされました。
□教育界では、陰山メソッドとして全国に知られるようになり、とうとう、広島県教育委員会から招かれて、平成15年の4月に広島県尾道市土堂小学校の校長先生に抜擢されたのです。今では、本屋に行くと陰山先生のいろんな問題集が並んでいますね。
□その秘密は、「読み・書き、そろばん」を、反復して練習させるということです。算数も算数ではなく、「計算」で、計算を重視しておられます。この「計算」の重視は「アプロ算数教室」の方針とも通じております。
(2)子供をありのままに受け入れる(第2号:2007.12)
□子供に、勉強を強制しても、効果は挙がりません。子供が自発的にやる気を起こすようにならないとだめです。
□その決め手としては、「子供をありのままに受け入れてあげることですよ」と言いますが、待つしかないなどと言うと責任回避だといわれるかもしれません。しかし、親御さんも気がついておられると思いますが、子供に「あれをしなさい、これをしてはいけません」といっても、ほとんど効果がないものなのです。
□うまくいかないときほど我慢して、「子供をありのまま受け入れ」て待つことが大切なのだと考えます。
□子供が「やる気」を出すためのきかっけは、3つあると言われています。
□第1は、「ほめられたとき」です。ところが、日本の親はほめ下手です(私も含め)。でも、少しでもよいところを見つけ、ほめてあげることが重要なのです。明治のはじめ、アメリカから札幌へ来て、日本人を指導した、Drクラークは、1年足らずの間に、多くの学生を指導しましたが、ほめてほめて、学生にやる気を起こさせ、おまけに自信まで持たせたといわれています。
□人を育てる時に、ほめることが、どんなに大切かわかると思います。ほめることは、子供を本当にありのままに受け入れることだからです。だから、口先だけでは効果はありません。一言のほめ言葉が、強い力になり隠れている力を引き出してくれるのです。アプロ算数教室でも、子供のいいところを見つけ、どんどんほめていきたいと思います。
□第2は、勉強がわかるようになり、出来るようになることです。わからないことがわかるようになる、出来なかったことが出来るようになる、子供にとってこれほど嬉しいことはないのですね。
□第3は、みんなと一緒に、いろいろな活動に参加しているときです。ワイワイ、明るく、遊び感覚で、みんなと一緒に、アットホームに、3Aでやることが、仲間意識を深めてくれます。すると、やる気が出てくるのですね。
アプロ算数教室では、ニコニコ顔で、元気いっぱいに、楽しく勉強していきたいと思います。
(3)勉強のさせ方 (第3号:2008.01)
□「音楽は伸び伸び楽しく」「生徒のいいところを見つけ、ほめてあげる。」これは、メキシコ市に住んで、バイオリン教室(アカデミア・ユリコ・クロヌマ)を主宰しておられる黒沼ユリ子先生の指導方針です。
□黒沼ユリ子先生は、今年65歳、同朋学園在学中の16歳の時、日本音楽コンクールでバイオリン第1位。22歳で、プラハ音楽芸術アカデミー卒業。メキシコ人のご主人についてメキシコに定住。一流のバイオリニストとして演奏活動で世界を飛び回るが、後進の指導にも関心が強かった。
□40歳の時、友人知人からの頼みもあって、バイオリン教室を始めたのです。それが昨年は設立25周年の大きい節目を迎えることになりました。
□いまは、メキシコの子供だけでなく、世界中から、下は5歳から上は18歳まで、約70名の生徒が通っているのです。
□昨年(2005年)は、25周年ということで、7月に12人の生徒と一緒に来日、日本全国を回ってコンサートを開いたそうです。
□世間では、バイオリンのレッスンと言えば、厳しいものと相場が決まっていたのですが、黒沼ユリ子流は、少し違うのです。「音楽は伸び伸び楽しく」「生徒のいいところを見つけ、ほめてあげる。」、この2つなのです。この方針が成功したのでしょうか、今までに、千人以上の卒業生が出ており、プロのバイオリニストとして活躍している教え子も多いのです。
□25年間の継続の実績、千人以上の卒業生の実績、その重みを感じますね。こんな実績があるので、バイオリン演奏では、黒沼ユリ子流の指導が、大成功しているとして、世界中に知れ渡り認められているのです。
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□今月は新年のスタートの月ですから、「勉強のさせ方」ということを考えてみます。
□子供を育てるには厳しくしないといけない、というのも理解できますが、厳しさに耐え切れずに逃げていく子供(現代っ子)が多いのも事実ですね。そうすると、「楽しく」勉強をさせるという黒沼ユリ子流の指導が意味を持ってきます。
□悪いところを見つけて直させる、というのも理解できますが、悪いところを指摘されて嫌になる子供が多い、というのも事実ですね。すると、「いいところを見つけ、ほめてあげる」黒沼ユリ子流が意味を持ってきます。
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□アプロ算数教室では、3A(明るく、アットホーム、遊び感覚)で、今年もやっていきたいと思います。また、「子供をありのまま受け入れてあげ」て、「やる気」を起こさせるには、「ほめること」が大切だと思います。
□もちろん「子供をありのまま受け入れてあげる。」というのは、単に甘やかせるというのでなく、子供を認めてあげることだと考えています。

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