宗旦展に行った割には味気ないコメントだったと思うので、お稽古品の(お茶のお稽古備品)の紹介です。
元伯宗旦は利休の孫です。
元伯宗旦筆 不審庵詩(注 写真は講談社のレプリカです。撮影場所 弊社)
夜にフラッシュ無しで撮影。
春日独坐作 しゅんじつどくざのさく
春日入花吟独座 しゅんじつはなにいってどくざをぎんず
不審庵内接賓来 ふしんあんないひんらいにせっす
安眠飯後閑無事 あんみんはんごかんぶじ
高■囁茶腹一盃 こうがいせっちゃいっぱいをふくす
■は漢字が出てこない
不審主七十七
宗旦の77歳の作。詩の大方の意味としては「春日が花に差すのを独り不審庵に座って眺めながら、庵をたずねる人々の応接に日が暮れていく。喉が渇けば茶を喫し、腹の減るときは飯をくい、のどかに暫くまどろむこともある。」
悠々自適の不審庵での一日を詠じた宗旦の詩であり、この詩の詠まれた年から数えて四年目に、宗旦は81歳の生涯を閉じたのである。
「春日」とあるので季節的にどうかという気もしますが、宗旦の晩年の「空気」を感じるというか、触れるというか、個人的に楽しむ分にはいいかなあと

宗旦好写のお道具でお稽古されている教室も多いのではないかと思います。