祇園祭の茶会の事についてはサクッと書きましたが味気なかったような気もしますので蛇足ながら説明させていたたぎます。
山鉾巡行を翌日に控えた7月16日の朝、八坂神社では神に茶を献じる席が設けられます。終戦後間もない1946年、世の不安と茶道の発展を祈念して始められた「御献茶式」は今や祇園に欠かせぬ大切な行事となっています。
2006年は表千家が奉仕。表千家より八坂神社に納められた風炉、茶杓、釜などの道具が用いられ、表千家而妙斎家元によって霊泉「八坂の神水」で点てた薄茶、濃茶が献上されました。
この時間に身を委ねたいと思う人は数知れず。千枚の参列券が配布されるものの、本殿における献茶式に参列できるのは先着の150名ほど。しかし、本殿以外の境内および近隣に「神とともに茶をいただく」拝服席や、協賛席、副席が設けられ、集った茶人たちの心と口を潤します。
祇園花見小路角に位置する一力亭は、而妙会(じみょうかい)が担当する協賛席。
(かつて「万屋」という屋号だったため、献茶式の会場名は「万亭」)
祇園甲部の芸舞妓衆がお運びを務めます。
毎年、樂家から主茶碗、永樂家より数茶碗のそれぞれ新作が納められ、使われます。
以上 「婦人画報」より抜粋