最近、二次小説を書く上でしばしば言葉の壁にぶつかることがあります。
ぶっちゃけ、ボキャブラリーを増やしたい、ということです。
文字畑の人間にとって、語彙数の多寡は、そのまんま、自分が何を表現したいのかを
的確に表せるかどうかにつながります。
ボキャブラリーが少なければ少ないほど、限られた数の中で使いまわすしかないため、
どうしても言い回しが貧困、かつワンパターンになりがちです。
しかも、自分がこのように表現したい、というところまでたどり着けない、つまりは
ヘタな文章よねーという枠の中でじたばたもがくしかないのです。
これの原因はよく分かっています。つまりは、電子辞書やネット辞書を愛用することで、手元にある、ペーパーベースの類語辞典ちゃんとすっかり疎遠になっているためです。
そう、昨年の今頃は、類語辞書をしょっちゅう引いていたのですが、最近は全然みていないです。
こんまんまではいけないです、マジで。
そういえば、今年4月に転勤になってから、ずっと専門書以外紐解く機会が減っていました。
「今の仕事が恋人代わり」と言い切れるほど、仕事面での相性のよいところに異動出来たのは嬉しい限りですが、長い目で見れば、専門分野のボキャブラリーを増やすためには、文字畑も蔑ろにしてはいけないのです。
他にもこのことを痛感した理由は幾つかありますが、一番大きかったのは、最近読んだ小説の影響でしょうか。
宮部みゆきさんという、作家が書かれた、「ICO(イコ)」という話、これはもともとPS2ゲームをノベライズ化したものですが、ゲーム話とは思えないほど、完成度の高い出来です。
一流の小説家にかかれば、こんなに楽しく重厚でかつ読み応えのある話になるのだ、と痛感したほどです。
これ、講談社では先駆的なやり方として、自社ブランド?の漫画やアニメなどを、一流どころの小説家の手で、小説という形で蘇らせる試みをしているのですが、なかなか良いです。
スクエニのゲームノベライズも、この位、実力のある作家さんを起用すれば、もっと楽しいのにな、と、ふと思わずにはいられなかったほど。
宮部さんはボキャブラリーが豊富なため、読むのに少し時間がかかりますが(イコを読むのに、3日ほどかかりました!)、文字の1つひとつを噛み締めながら読み進むと、文章を読み説く楽しさを味わうことができます。
文字畑の人間にとっては、やはりプロの作家さんの文章というのは、良い手本なのです。
ということなので、これからも修行したいと思います…。
錬金術師でいえば、ショー・タッカーレベル以下、いやそれどころか格の違いを常に見せつけられ続ける、ド三流どころにしかすぎませんが。
蛇足ですが、私のブログネーム(宮野みき)は、宮部さんから取ってはいないです。
宮野志保ちゃん(コナンくんに出てくる化学者のお嬢さん)と、娘の名前をドッキングさせただけという安易な設定です。