◆進化型万引き動作検知カメラシステム販売◆
万引、カメラが検知し警告 リテールサポート本格販売へ
2009.6.21 産経ニュース
小売業専門のコンサルティングを展開しているリテールサポート(東京都千代田区)は、小売店内での不自然な行動をキャッチし、万引などの犯罪が発生する前に警告する「進化型万引き動作検知カメラシステム“サブローくん”」を9月から本格販売する方針を明らかにした。小売業界では悪質な万引が後を絶たず、経営を圧迫するケースも多いといい、大手書店やレンタル業界を中心に販売拡大を図る。
「動作検知システムを万引の発生抑止に利用したシステムは、日本で初めて」。長年、小売業のコンサルティングに携わってきたリテールサポートの山内三郎社長は、サブローくんの販促に自信を示す。
サブローくんは、人が万引や盗撮などの犯罪行為に至るまでにとりがちな、「そわそわ」「しゃがみ込み」「首を左右に振る」などの不自然で怪しい行動パターンを分析・データ化し、移動体を判別するプログラムと組み合わせた。防犯カメラと連動させることにより、動きが怪しい人物をアラームなどで警告する仕組み。
警告で不審者を知った店員が「何かお探しですか」などと声をかけたり、店内アナウンスすることで犯罪を未然に防ぐことが可能になるという。また、携帯電話などに検知情報(画像)を転送するサービスもある。「子供が店内で走り回るなどの異常な行動は誤検知を招きやすいが、通常の場合、1日に検知ミスは10件程度に抑えられる」。
既存の防犯カメラに接続することができるため、導入コストを軽減できるのが特徴。サブローくんのソフトをインストールしたパソコンを防犯カメラにつなぐと、最大16台の防犯カメラを制御することができる。原則5年間リース販売で月額費用は3万9千円。
同社によると、全国の書店の万引被害総額は年間200億円を超えるという。サブローくんは、立ち読みのふりをして万引をするような動きの検知に優れている。同社は初年度、書店などを中心に500店舗の顧客獲得を目指す。
山内社長は「万引対策を考えることは、怖くて面倒なことではない。『万引犯を捕まえなければ』と考えるとしんどくなるので、『万引を予防する』と店の方針を決めることが大切」と話している。
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