久留米市で法務会計研修会全体研修会を開催しました。
1.講師 簡裁認定司法書士 品川直樹
(法会研、債権債務部長)
(テーマ)
@債権債務部長として、現在の多重債務問題の現状と注意点
A新しい社団・財団法人制度及びその登記手続き
Bその他
2.午後2時45分〜4時45分
講師 浅川哲郎 (九州産業大学商学部准教授)
( テーマ)
@会計に関する最新のテーマ(日米税制の比較を含む)
A投資(企業再生)ファンド
B医療問題そして国際関係業務
3.午後5時〜午後6時
講師 池松伸一 (法会研、会長)
(テーマ)法務会計の事例発表
@黒字決算を続けていた会社の資金繰り悪化による倒産寸前の会社の再生例
A赤字会社の相続と事業承継
1限目では法務会計研究会・債権債務部長の品川先生からは貸金業法改正等もご教示いただき、とても勉強になりました。
2限目は外部講師として浅川先生をお招きしました。
浅川先生は、6年間アメリカに滞在して留学されたあと上智大学で国際金融の勉強をした後に、東芝勤務後アメリカのコロンビア大ビジネススクールで2年間学び経営学修士(MBA)を取得され、日米の大手会計事務所で勤務しながらニューヨーク大学や筑波大学で学び、6年ほど前に福岡へ帰郷後は九州大大学院で学びながら地元九州の企業再生のための投資ファンドである玄海キャピタル等のファンドのマネジメントを行っておられました。
アメリカ公認会計士としての勤務時代、野球の野茂選手その他有名な方の仕事もされたことがあるそうです。
昨年4月からは現在の職に就かれておられます。
現在の専門は、会計の原価計算だそうで、特に、病院(医療法人)会計に関する原価計算等だそうです。
地元福岡での今後のご活躍が楽しみです。
3限目は、私が法務会計の事例発表をしました。
今回取り上げた事例では、書士が手続き中心でコンサルティング力が不足することからくる悲劇を紹介しました。
法人を設立するにあたり、資本金10万円では手続きはできても許認可や銀行取引に支障が生じます。
法人設立に関しては、多くの書士が依頼者の言い分どおりに手続きを進めがちです。
しかし、前述したとおり、設立後に支障をきたさないような機関設計等が大切です。
そこにプロとしての存在意義があると思います。
現在では、法人設立に関しては、いろんな書籍やフォームを簡単に入手でき、当事者が簡単に設立できる時代ですが、そこに瑕疵が潜んでいることに気づかず後悔されるケースが散見されます。
インターネットによる格安案内をしている業者にも注意が必要です。
自己責任といえばそれまでですが、法人設立をはじめ素人による法律手続きには様々なリスクが潜んでいる点にくれぐれもご注意下さい。
研修会終了後は、新年会を開催しました。
浅川先生にもご出席いただき、講義とは違うお話をきかせて頂き、とても有意義でした。