「お金持ち」といわれる高額納税者について、研究された興味深い本が出ています。
「日本のお金持ち研究」(日本経済新聞社)です。
この中から、少しご紹介しましょう。
■ お金持ちはどんなところに住んでいるのでしょうか?
お金持ちの住所には傾向があるようです。
年間納税額3000万円以上(年間所得ではありませんよ!納めた税金が3000万円を越える人たちです)の人たちが多く住むのは、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、福岡となっています。
注目すべきは、福岡の躍進ぶりで、広島、京都の約2倍もいます。
上位からでは、
1番 東京(当然でしょう)
2番 神奈川、愛知
3番 大阪
4番 兵庫
4番 千葉
5番 埼玉
6番 福岡
なんと、全国で6番目に長者が多いのです。
九州は福岡一極集中が進んでいますが、それに伴い高額所得者も増えているようです。
んー、福岡に事務所を移そうかなあ。
■ 弁護士は儲からない!?
サムライ業の代表格である弁護士の収入、所得に関するデータが興味深く感じました。
日弁連が主催した「弁護士実態調査」(2000年)の結果によると、年間申告収入額は1000万円から1500万円のところが一番多く、経費を差し引いた所得額では500万円から1000万円のところに集中しています。
また、500万円未満の所得しかない人が20%(5人に1人)に達しています。
つまり、弁護士の収入は一般サラリーマンより「やや上」程度であり、さほど変わらないようです。
■ 経済的成功の要因
わが国の高額納税者が経済的成功を収めるのに重要である、あるいは重要でないと回答した要因は次のとおりです。
【経済的成功を収めるためのベスト3】
1位 肉体的・精神的に健康である
2位 自分の職業を愛している
3位 正直な人柄
【経済的成功を収めるのに重要でない、ワースト3】
1位 一流大学に行く
2位 器用さ・要領の良さ
3位 知能指数が高い・優秀な頭脳を持つ
どうでしょうか?
これを見ると、子育ての参考になりそうです。
一般の人が子供の幸せを願って期待して塾や英才教育に励んでも、経済的成功とは直接関係ないのかもしれません。
これから判断すれば、子供の教育方針に大切な要素は、十分な運動を行い強い体と精神力を養い、音楽や芸術など情操教育の機会を増やし、誇りを持って一生続けられる職業に就き、正直・実直・素直な性格を形成する、ということでしょう。
でも、「親の背中を見て育つ」ともいいますから、簡単にはいきそうもありませんね。