待ち合わせというのは何かしら緊張するものだ。
友人との待ち合わせもそう、
彼女でもそう、
どんなに知った人とでも緊張がある。
増して、それが初対面の、
メールでしかやり取りをしていない相手となれば、
心臓バックバクである。
そんな待ち合わせを昨日しました。
客演先の方との待ち合わせだったのですが、
何せ相手の顔を知らない、
こっちの顔も知らない。
それで待ち合わせ。
こんな格好してます、なんてことも伝えず。
それで大丈夫なのか?
待ち合わせ場所はとある駅の改札前。
小さい駅のため、改札は一つ。
これはなんとかなる!
待ち合わせ時間5分前に改札前に着く。
誰もいない。誰も立っていない。
ちょいホッとする。でもど緊張。
そして一人で立っているのも手持ち無沙汰。
携帯を取り出す。
け、圏外・・・。
マズイ、待ち人と連絡が取れない。
そしてこの一人手持ち無沙汰状態の時に、
何も見れない。
仕方なく、携帯で何かを見ているフリをする。
しばらくして、改札から出てきた女性二人と、
チェロらしきデカイ楽器を抱えた男性とその連れの女性の二組が改札前に
立ち始めた。
時間的におそらくこの二組のどちらかが待ち人だ!
しかし、どっちだ!?
携帯をいじりながら、
二組の会話に聞き耳を立てる。
「あの曲どうする?」
楽器の男性が話している。
なんの人なのか?
これから待ち合わせてどこへ行くのか?
チェロのような楽器からは大学のオーケストラを連想してしまうのだが、
このへんに大学なんてあったか?
イヤイヤ、そんなことはどうでもいい。
二人の会話からすると、
どうやら芝居とは関係のない二人だ。
ということは、この二人は関係なし。
ハイッ、消えた!
ということは、女性二人がそうか?
しかし、二人の会話が聞こえない!
オーケストラチーム・・・、イヤ、オーケストラと決まった訳ではないのだが、
ここではそう呼ぶ。
自分から見て、
オーケストラチームの向こう側に女性二人がいるのだ。
オーケストラチームが結構話しているため、
向こうの二人の会話が聞こえない。
こっちから声を掛けるか?
「〜さんですか?」
「違います!」
がコワイっ!
もう少し様子を見るとしよう。
何か芝居に関する会話、
「上手がね・・・」
「楽日がね・・・」
「なぐりがね・・・」
なんて言葉が聞こえてこないか必死に聞き耳を立てる。
聞こえない!
イヤ、もしかしたら会話自体をしてないのかも。
既に待ち合わせ時間を5分以上過ぎている。
焦る!
二人の様子を見るとしよう!
っと顔を上げた瞬間、
「金子さんですか?」
「あっ、ハイっ、そうです」
この間ずっと心臓バックバクでした。
声を掛けて頂き、ありがとうございました。
お手数かけます。
以上です。

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