「一般概念と個物」研究ノート (1) 11月 7日
ノエシスとノエマ
西田哲学を読解するうえで難解な文章を理解するキーワードがあるが、まずフッサールの「ノエシス」と「ノエマ」の理解は、欠かせない。
我々が通常理解している「意識」というものは、フッサールによれば、「「ノエシス」と「ノエマ」という二つの作用面がある。「意識」に現われる対象が与える材料を「ヒュレー」と呼び、それを活性化し、意味へとまとめあげ、構成する機能をもつのが「ノエシス」(普通にいう意識作用)であり、そしてそれによって生まれた「意味」を「ノエマ」という。
たとえば「「私」とか「自己」という意識は、それ自体では存在するのではなく、「ノエシス」が自分の内側から与えられた材料をもとに作り出す意味(ノエマ)であり、したがってノエシスの相関者としてしか存在しない。
「我思う、ゆえに我在り」は「我が思っている(ノエシス)ときにのみ我(ノエマ)は存在する、ということである。
引用、参照(「絵でわかる現代思想」 日本実業出版社刊)

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