「男のやきもち……」という見出しで始まる、冒頭から引く。
「丸茂 私と多紀ちゃんは、女流でポルノを書く作家といわれているけど、今日は男の人をむしっちゃおうよ。ところで、なんか男の人の見方が変わったみたいなのはどれぐらいの時?
岡江 やっぱり二十歳ぐらいかな。あたしね、ハイティーンの頃は面食いでね、要するにやせ型で、髭をたくわえてる人なら、誰でもよかった(笑)
丸茂 あっ、そう。
岡江 はやったでしょう、一時。髭をはやす男の人が。ちょっと自由人っぽくってさ、そんな人だったらすぐ丸だったの。で、眼鏡をしている人は嫌とかね、そういうの根強くあったの。
ところが、二十代の半ばぐらいかな、そういうことはどうでもよくなったの。
丸茂 私もそういえば、二十代の前半というのは、付きあっていた男で眼鏡をかけているのはペケ、いないもん。
岡江 太っている人はペケとか、いろいろあったわね。
丸茂 背が何a以上でなきゃペケとかね。私の場合は、二十代の前半は、そういうマルのついた男ばっかりをつれて歩くとカッコいいみたいな感じだった」
段落の途中だが、明日以降に続く。

0