恐ろしい形相の鬼が、ケラミノやハバキをつけ、大きな出刃包丁を手に「ウォー、ウォー、泣ぐ子はいねがぁ」と奇声を上げながら集落の各家々を練り歩く...
奇習「なまはげ」は、12月31日大晦日の夜、男鹿半島全域の約60地区において行われる伝統的な民俗行事です。各地区の若者らが、鬼のような面をかぶり、わら製のケラミノやハバキをつけ、素足にわらぐつをはき、手に木製の出刃包丁を携えて忽然とやってきます。「なまはげにつれでいがれるぞ」と、なまけ者や、ぐずる子供を戒めます。
一年に一度訪れて、集落の各家々を巡り、悪事に訓戒を与え、災禍を祓い、祝福を与えて去るといわれる「なまはげ」は、年の節目としての年越しの夜にやってくる「神」ともいわれています...
昭和53年、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
「なまはげ」の語源... それは、「なもみはぎ」...
「なもみ」は「火形・火斑」のことです。仕事をしないで囲炉裏にあたってばかりいる怠け者の足のすねには火形、火斑ができます。これを剥ぎ取り、こらしめてやろうとするのが、「なもみはぎ」、転じて「なまはげ」になったといわれています...

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