「NHK「 仕事の流儀」のパティシエ*杉野英実さんを見て。」
ファッション
私、CS放送かNHKかしかTVってあんまり見ないんだけど(よくもワルくも映画派ネ)、今日は久々にめちゃくちゃTVってものに感謝すべき番組をたまたま見る事が出来ました。
NHKでオッサンにめっちゃくちゃ人気の番組、「プロジェクトX」の続編の番組、「プロフェッショナル 仕事の流儀」っていう番組をたまたま付けたらやっていて、今回のドキュメントの対象は東京で超人気のパティシエ、杉野英実さんの事でした。
杉野さんのことなど、全く知らない私でさえ素晴らしいと思った事がいくつもいくつも出て来ました。そして、仕事に対するプロ根性とは、こういう事か、って、本当に「はっ」とさせられる言葉が番組の要所要所にちりばめられているんですね。私が最もこゝろ打たれた言葉。
それは、
「職人がラクをしたら、仕事にならない。」
「当たり前を重ねると特別になる。」
というもの。
「職人がラクをしたら仕事にならない。」
というのは、杉野サンはもちろん超人気パティスリーのオーナーでパティシエなわけで、地位も名声もお持ちなのだけれど、そこにはすごい苦労があったとの事。
25歳でフランスでお菓子職人の修行がしたくて渡仏したけど、お菓子職人の修行なんて最初はどこも雇ってくれず、外国人労働者の安い賃金をもとめられるだけの厳しい世界でレストランのジャガイモの皮むきばかりをさせられていたそうです。腐り掛けたとき、たまたま遊びにいった
パリで素晴らしいパティスリーと出会ったそう。そのときにここで修行させてくれと願い出たけれど、その時、そのパティシエから「お前は嫌いだ」といわれ、あっさり断られたらしいです。
でも、それから毎週、週末になるとそのパティシエに修行がしたい、と手紙を4年間送り続けて、やっと修行許可が出たそうです。
本当に頭が下がる思いでした。
「当たり前を重ねると特別になる」
そこから杉野さんの修行が始まるわけですが、そのお店のレシピやお菓子の作り方は、まるでどこにでもあることしかしていないんです。
でも、出てくるお菓子はどこにもない、素晴らしいお菓子が出来上がってくるんです。
それはどうしてか。答えは、
*少しでも熟してない、形のワルいベリーは使わない。
*焼き菓子の時間を正確に守る
お菓子職人がラクしよう、もうける為に時間と労働力の節約をしよう、なんてことをまるでしないパティシエがつくるお菓子だからだったんですって。その精神を杉野さんは頑なに守ってるんです。それはフランスでも日本でも一緒、だから帰国後、独立したときに素晴らしい結果を残し続けて、お菓子の大会で金メダルを受賞されたそうです。
私は、TOXPLASMAというアクセサリーブランドをしています。
今の時代、消費のプロである女の子を相手に、自分で言うのもなんですがけっこう安くはないアイテムを作って商売させて頂いております。でも、自分に甘いこといっぱいしてるし、もっともっとシビアに、もっとお客様の為をおもって物作りできるんじゃないか?もうける事の前に、
お客様を有頂天にできるような努力を怠ってるんじゃないか?
ってむっちゃくちゃ思いました。
そういう事を出来もしていないのに、「もっと売れる方法ないかな〜」とか、「一攫千金したいわ〜」思っていました。自分を恥じました。
世界一の人でさえ、こんなに努力してる。私なんてなんやねん!まだまだ海の物とも山の物ともしっかりおぼつかへんのに。もっと出来る。もっと頑張れるし、当たり前の事が一番難しいけど、それをゼッタイに重ねて、世界中の女の子を虜に出来る何かをいまから生み出そうって、心に誓いました。
とっても大事な事を学びました。TOXPLASMAを知ってくれているみなさん、叱咤激励をお願い致します。精進致します。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060124/index.html