ブログを始めて、そろそろ一年が経とうとしています。
よく続いたなぁ。
読んでくれた方々、コメントを寄せてくださった方々、皆さん有難うございました。
このところ公私共に忙しく更新できずにバタバタとしていたら、もう半月もほったらかしだったのですね。午前中に御茶ノ水や上野に行く用が重なったので、このところ西葛西・葛西地区で食事をする機会がまったくない。夕方に戻ってきて昼飯を食べていないのに気がついて
やしまの蕎麦をかきこむぐらい。
なんだか朝から晩までいろいろとあって、明日こそ更新しようなんて思っているうちに年末になってしまいました。
年末と言えば正月の買出し。
例年は、築地に行くのはクリスマス前と決めていた。その頃ならば時間を選べばユックリと買い物ができる。練り物や豆など、日保ちする物はクリスマス前に買っておいて、エビやマグロは28日に行くことに。
年末の半端じゃない混雑の中で買い物するのは疲れるもの。
ところが今年は忙しくて全く買い物できていない。
仕方無しに年内最終日の30日に築地に行くことに。
久方ぶりに最終日の築地に行きましたが、以前にも増してものすごい混雑。
場外は芋洗い状態。場内の魚河岸横丁は大行列。
朝の9時からあんなに並んでまで、場内の寿司を食べに来る人がいるのですね。あれでは食べるまでに2時間ちかくかかるでしょうに。
凄い行列に恐れをなして、築地で食事をするのは早々に諦めた。
とにかく買い物。場内をひょいひょいと回って、欲しい物を見てまわる。
蛸、ブリ、いくら、穴子、ワサビを場内で買い求め、鶏がらと焼豚を場外で買う。
築地に買い物に来るのは、何も安いものが買いたいからではない。
小売店が仕入れる市場だから割安であるのは確かだが、正月の必需品である数の子や蒲鉾、いくらなどは地元の方が安かったりする。
鈴廣の上板は場外でも普通のスーパーでも950〜1000円だ。場内の練物屋が最後の大サービスとして売っていた値段でも750円。ところが西葛西のマルサンでは700円を切っていたりする。
流通が変わってきているので、一概に築地の方が安いとは言えないご時世だ。
多少の値段の違いなんかよりもありがたいことは、まがい物を買わずにすむと言うことだ。
年末のアメ横ではタラバガニを格安で売っている。でも足だけになってしまったら、アブラガニとタラバガニの区別をつけるのは困難だ。安いと思って買ったらアブラガニだったなんてことにでもなれば、まさに安物買いの銭失い。
もちろんアメ横には本タラバを格安で売っている店がある。今年はタラバガニをアメ横で買った。なぜかと言うとニッスイの蟹なのに、訳の分からない袋に入ったよその物と同じ格安価格だったからだ。割安な本物だと判断できたのはニッスイと言うブランドのおかげ。決して私に物を見る目があった訳ではない。
市場には上物から半端物まで幅広い商品が揃っている。それぞれにプロの目利きでその日の相場がつけられている。割安のものを買おうとすれば、品物の良し悪しが分かる目が必要だ。
そんな目利きではない私には、築地で割安な物を買うことはできない。
でも値段相応の物は確実に買える。素人にはありがたいことだ。
築地の良いところは旬の魚や野菜が分かることだ。
その中で自分の懐に見合った物を買えば、旬の美味しい物が手にはいる。時季を外した高級品よりも旬の物。
美味しい物を食べる鉄則だ。
さて買い物が終わったところで帰ろうかと思ったが、さすがに腹が減った。
とは言うものの、あの行列に並んで2時間も待つ気はない。
サックリとシチューとサンドイッチを食べることにした。

寿司屋に並ぶ行列をかき分けて、やってきたのは場内魚河岸横丁8号館のセンリ軒。
この店は半熟卵入りシチューで有名だ。
一個で550円。半個で480円。
半個って言うのはミニシチューのことですね。
センリ軒のシチューには肉は入っていない。
具はニンジンとジャガイモだけ。
肉がないのに優しい鶏の味がするのは、ブイヨンをしっかり取っているからだろう。なんとも優しい、懐かしい味がする。
洋食屋のコッテリと旨味がのったシチューとは違い、優しい感じがするけれど固形ルーで作る家のシチューとも違う。懐かしい気がするが、昔食べた学校給食とはレベルが違う。
そして特筆すべきはシチューの濃度。
トロリとした濃度のあるシチューだから、旨味が舌に絡みつく。ネットリと絡みつくのではない。アッサリとしているのに適度なトロミのあるシチュー。
濃度と言うよりも粘度と言った方が良いかも知れない。
半熟卵を割るとトロリとした黄身が流れ出てくる。
適度な濃度のあるシチューなので、流れ出た黄身がシチューと一体化する。
シャバシャバなシチューではこうはならない。硬すぎるシチューでは浮いてしまう。
仄かな温かみのある黄身の旨味が加わると、また味が変わる。
深くて優しい味わいは、和風とでも形容したくなるようなシチューだ。

このシチューにカツサンドで昼飯にした。
トンカツはロースに限ると思うのだが、カツサンドとなると話は別。
冷めても美味しいカツサンドを作るには、脂のないヒレカツが良い。
カリッと焼き上げたトーストに柔らかいヒレカツ。
ケチャップとマスタードが混ぜてあるようなソースもいい。
揚げ物だけとれば他に旨い店は沢山ある。だけど、センリ軒のカツサンドは柔らかいヒレカツとトースト、ソースの相性が良くて、揚物屋のカツサンドに引けは取らない。
これをシチューと一緒に食べる。
シチューを食べるとぬくぬくとなり、カツサンドを食べて腹が満たされる。
外には寒い中、寿司屋に並ぶ行列。
寿司もいいけど、寒い時には温かい物を食べるのが良いですね。

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