極太蕎麦と鴨汁で有名な矢打。
住所は
江戸川区江戸川5−23−39。
葛西駅から歩くとかなり距離があります。だから、タクシー。西葛西からタクシーで1200円ぐらいですか。『江戸川5丁目』と言えば店の前まで連れてってくれます。
某サイトで、店内撮影お断りと言う記述を見た記憶があるので写真は撮っておりません。なので、内装を手がけた業者さんのサイトをご参考のために。店内は
こんな感じ。
入口は引き戸じゃありません。ドアを開けると、まだ夕方6時半だと言うのに既にほぼ満席。一つ空いていた奥のテーブルに通される。中高年サラリーマンの一団、カップル2組、若手の飲み会といった風情のグループなどで、居酒屋の雰囲気です。
私は、蕎麦屋が夜に居酒屋の雰囲気になるのは嫌いじゃない。蕎麦には酒。酒にはうまいツマミ。店が流行るほど居酒屋のようになるのは当然ですから。
でも、そこは蕎麦屋。大騒ぎする人はいない。この適度に落ち着いた居酒屋の雰囲気が良いんですね。
頼んだのは天ぷら盛り合わせと鴨汁そば。
そばには大、中、並と種類がある。ここの蕎麦は極太で、尚且つ量が多い。連れは大を、私は中を頼んだ。しかしその後、天ぷらをオーダーすると店の人は『天ぷらも多いですからお蕎麦は並にしときますか?』とのこと。店の人に逆らうものではない。それぞれワンランク落として、中と並に相成った。
でも、それで正解でした。
出てきた天ぷらは山盛り。エビが4本。ニンジンのかき揚、ナス、しいたけ等がてんこ盛り。天丼4つ分ぐらいの量がある。
天ぷらはごま油が香るタイプ。色は黄金色とまではいきませんが、衣がしっかりとしている。どちらかと言うと私が苦手なタイプの天ぷらです。キッチリと火を通すので、エビの香りや甘味も今ひとつ。しいたけは軸つきのままなので食べにくい。
蕎麦屋の天ぷらは胡麻の香りが匂い立つようなものは合わないと思う。蕎麦屋のメインは蕎麦。蕎麦の香りはきつくない。なので、胡麻油の香りに負けてしまって、肝心の蕎麦が楽しめないと思うのだが。
天ぷらが出てきてまもなく、鴨汁そばが出てきた。
こちらもざるいっぱいに入っている。しかも一本がものすごく太い。この一本を縦3つ横3つに9分割すると細切り蕎麦になるんじゃなかろうか。その辺のうどんより太いかも知れない。
鴨汁は合鴨を使用している。合鴨なんてと言う人もいるが、私は合鴨には合鴨の脂の旨さがあると思っている。汁に浮かぶ鴨の脂。一口すすると、甘めだが脂から来るコクが深みを与えて、なかなか旨い汁に仕上がっている。
蕎麦をざるから引上げて鴨汁につける。いやぁ、蕎麦がぶっといから2本も摘むと、もう汁いっぱい。口に入れると硬い。この太さでこの硬さ。初めの2〜3口は美味しかったです。
ムチャクチャしっかりした蕎麦なのでツユが貧弱だと食べられたもんじゃないが、鴨汁は看板に謳うだけのことはあってこの蕎麦を受け止めている。この量は美味くなければ完食できません。しかし蕎麦自体は、十割の太打ちにしては不思議なことに、香りに欠ける。その美味しさを支えているのはツユです。蕎麦湯で延ばしても出汁の旨味が薄れることはない。醤油の角を感じることなく、大変美味しく飲むことが出来ます。しっかりと旨味たっぷりの出汁を取っている証拠です。
しかし、食べ進むうちにアゴが疲れちゃうんですよ。蕎麦が太すぎて、汁に浸した蕎麦をすすることが出来ない。モグモグと噛み進むしかない。口に入れてもしっかり噛まないと食べられないんですから。もともと量が多いのに加えてアゴを良く動かすものだから、満腹中枢が刺激されて『もう食えねぇ〜』っていう状態になります。
品書きの初めに『蕎麦通は四季を通して冷たいそばを味わってください』と断り書きがある。
でも矢打の蕎麦は趣味蕎麦として楽しむ蕎麦ではないと思う。蕎麦をしっかり食べようと言う食事用です。値段が高いと言う人もいましたが、私はある意味で割安だと思います。一人前に使う蕎麦粉の量は、通常の3倍はあるんじゃないかな。つなぎなしの十割蕎麦であの量とですから。
ツユの旨さで食わせる蕎麦でした。
しかし蕎麦は手繰るものと思っている向きにはお勧めできません。
私も趣味蕎麦好きなので、頻繁に伺う店にはなりそうもない。
それにしても、みんな良く食べるよなぁ。酒飲んで、ツマミ食って、最後にあの蕎麦を食べるわけでしょ。
私なら次の日の昼まで何も食べなくてもすみそうだ。
店内にキャラメルが置いてあるのは何でだろ?
それも森永のミルクキャラメルとグリコのオマケつきの2種類。
なんか面白い。

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矢打とは関係ないが、行く途中に不思議な店を発見。
環七沿いの『かに猿』の隣り。
看板は思いっきり弁当屋なのに、道に張り出されている品書きは地酒ばっかり。
何の店だろ? 気になる・・・・

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