「誰も守ってくれない」 ★★★★☆
ジャンル:ドラマ、2009年日本(東宝)、118分、MOVIX亀有
監督:君塚良一、脚本:君塚良一&鈴木智、音楽:村松崇継、主題歌:リベラ「あなたがいるから」
(出演)
佐藤浩市、志田未来、松田龍平、木村佳乃、柳葉敏郎、石田ゆり子、佐々木蔵之介、佐野史郎、津田寛治、東貴博
(解説)
殺人犯の妹になった少女と、彼女を保護する刑事の逃避行を通じて日本社会の理不尽さを問う社会派ドラマ。「踊る大捜査線」シリーズの脚本を手掛けた君塚良一が脚本と監督を兼ね、加熱するマスコミ報道と容疑者家族の保護をテーマにした問題作を撮り上げた。兄の逮捕で世間から糾弾される少女に志田未来、彼女を守る刑事に佐藤浩市。手持ちカメラの擬似ドキュメンタリー手法が非情な社会感情を浮き彫りにし、観る者の心に迫る。(YAHOO映画欄より)
(ストーリー)
幼い姉妹の殺害事件で未成年の容疑者が逮捕される。その瞬間から容疑者の家族は、マスコミや世間の目を避けるため警察の保護下に置かれ、中学生の妹・船村沙織(志田未来)の担当は刑事の勝浦(佐藤浩市)に任される。ホテルや自宅アパート、友人のマンションを転々とするが、マスコミの執拗な追跡に行き場を無くした勝浦は、かつて担当した事件の被害者家族が営む伊豆のペンションに身を寄せる。そこへ沙織のボーイフレンドが駆けつける。(Goo映画欄より)
(感想)
予想していた以上に見応えがあった。寝不足にも拘わらず、全く眠くならなかった。
主演の佐藤浩市と志田未来、松田龍平、柳葉敏郎らの演技が光る。佐藤、松田のはじけた演技、志田、柳葉の抑えた演技は名演の域に達している。
ハンドカメラの手振れが少し気になったのと、テレビドラマのようなアップの多用で目が疲れたが・・。
いろいろなことを考えさせる作品だ。ネットの暴力的、犯罪的な書き込みは、許容の域を超えている。韓国で有名女優の自殺が相次ぎ、ネットの規制が問題になった。日本でも似たような状況が起きている。
法的な規制は言論の自由の制限に繋がるとして反対するが、それならしっかりした自主規制が必要だ。何でもかんでも“言論の自由”で許されるわけではない。個人攻撃やでっち上げの一方的な攻撃には、法的な罰則も仕方ないかなと思う。
24日(土)の夜にフジテレビで「誰も守れない」というドラマを、映画版と同じ監督、キャストで放送していたが、これはいただけなかった。
映画版とは“似て非なる”もの。映画版の方がずっと良い。テレビ版を見て、観に行かない気になった人がいるのではないか、と逆効果の方が心配だ。


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