シリーズで展開していこうと思っていたがすっかり更新を怠っていた、すぬ的English発音考察をまた急に始めてみる。
前回に引き続き子音の話、今回はTについて書いてみたい。
Tの音も、日本語の「たちつてと」では代用できない。代用したっていいんだけど(事実私も長い間そうしていた)、その音ではネイティブには通じないことが多い。
もうずいぶん昔になるが、妻日本人夫アメ人の友達の家に遊びに行って彼らの子供たちと過ごした時のこと。たまたま長女Lちゃん(当時7歳くらい)の宿題を手伝うことになった。
国語(英語ね)の宿題で、親がリストに載ってる単語を読んで子供がそれを聞きとり正しくスペリングする、というものだった。漢字書き取りのようなものだが、英語には『かな』がないので誰かが読み上げる必要があるのだ。
その読み手役をすぬがつとめたわけ。最初の何問かは問題なく進んだ。しかし「tell」を読み上げた時、Lちゃんはその単語がわからないと言った。何度繰り返しても同じ。「te」を「て」で代用していたからである。
今なら理由が分かるがその時はどうしようもなかったので、結局「tell」の文字を見せた。すると彼女は「Oh〜、
てぇる・ざ・すとおりぃのてぇるね〜。」と素晴らしいネイティブ発音で応えたのである。
その音は、かな文字ではとても表現できないのだが、、、。息を吐き出すときの摩擦音(hの音に近い)が混じって、日本語の「て」とは響きかたが全く違うものだ。「てhへぇぇる」って感じかな。
この一件で、自分のTの発音が如何になってないかを思い知らされた。舌の位置は日本語の「た行」と同じだが、息の出され方が全く違う。日本語の場合、発音するや否やすぐに舌はニュートラルの位置に戻ってしまう。しかし英語の場合、息を吐き出している間ずっとその位置が保たれる。
この息の摩擦を意識して長く強く行なうことが、ネイティブ発音に近づくコツかなと思う。
「tea」を日本語発音で普通に「てぃー」といった場合、舌が即座に歯茎から離れるのを確認してください。英語では、舌の位置を保って日本語の数倍強い息で(腹式呼吸でとよく言われる)「てぃhひぃぃー」と発音する。
このような発声の特徴の違いから、日本語の「た行」は摩擦音というよりは破裂音のように聞こえるらしい。
これもずいぶん昔で夫と結婚する前、夫の勤務先の従業員が4人しかいなかった頃の話。当時彼氏の夫に電話したら不在で、電話に出たD嬢がメッセージを取ってくれた。
何年か後にひょんなことで、そのメッセージ(メール)を夫の職場PCのInboxのなかに発見した。すぬの本名は「○と○」というんですが、なんと「xx『po』xx」と綴られていた!えええっーーー?!
「と」が「po」に聞こえるとは、想像だにしなかった。またはスペルアウトした(と思う)ときの「T」が「P」に聞こえたのか?なんともお恥ずかしいエピソードだが、英語のT音の本質を知るよい機会となった。
特に文頭のT音に関しては、「た行」で代用してはあかんなあと思うこの頃です。摩擦音を強調して発声できるよう、すぬは今日も努力して(?)います。Tと他の子音が重なると、また違った発音方法が必要となるのである。次回に続く。