NFLでバッファローBillsの試合を観るたび、添乗員をしてた頃ナイアガラ観光で出会った日本人ガイドHさん(女性)のことを思い出す。
日本発着のツアーでは、ナイアガラ観光はバッファロー空港を基点とすることがほとんど。観光は前日に終了、ニューヨークに移動するため空港に向かっていたバスの中で、Hさんは自身が住んでいるバッファローの街について少し触れた。
ナイアガラのような観光資源もないし、これといった産業もないが大学がありますというような内容だった。すぬは心の中で、Billsがあるではないですか!と思ったが、その時は口に出さなかった。
当時のアメリカの空港セキュリティーは大変ゆるかったので、Hさんもゲートまで来てくれて見送ってくれた。お世話になりましたと挨拶をして、ラ・ガーディア行きの便に乗り込んだ。が、何か機材に問題があったらしく30分後に欠航のアナウンス!我々は機体から降ろされた。
空港ビル内に出戻って入って、驚いたことにHさんは
まだそこにいた!!「完全に飛び立つまでは空港待機してるんです。ゲートを離れても、また戻ってきたケースもありますし」とおっしゃる。
彼女のプロ意識に脱帽でした。すぬは、ガイドさん絶対に帰っちゃっただろうなあと思ってたから。即座に便の振り替え手続き&関係各所への連絡を手伝ってもらえて、全部1人でやらなくちゃと思ってたから本当に助かった。
実際、別会社便となってターミナル移動もあったから(スーツケースを受け取ってもう一度預けなければならなかった!)自分1人ではその1時間後の便に間に合わせることは不可能だったろうと思う。お陰でその日の午後に予定されていた、NY半日市内観光への影響も最小限で済んだのである。
振り替えになった便のゲートに全員で間に合って到着できた時は、本当にほっとした。搭乗開始時刻まで10分程残っていたので、Hさんとコーヒーを飲みながらお話をした。ちょうど近くにBillsグッズを販売している店があったのでアメフトの話題を振ってみた。
するとHさんの旦那さんと息子さんは大のBillsファンであるということが分かった。息子さんはちょうど進学して家を離れたところらしく、Billsの試合の前には毎週、どうやって戦うべきか父子で
電話作戦会議をしている!というほほえましいお話も伺った。
「自分達で作戦練ったってねえ、ばかよねえ」なんて言いながら「そうか、あなたもアメフト好きだったんだ」と笑うHさん。さっきまでの緊張・苦労を忘れてしまうかのような、楽しく温かなひと時だった。
お客さんにもBillsグッズをバッファロー土産として薦めてみたところ、一人二人と帽子などを買っている人がいた。懐かしい思い出です。
すぬ夫所有のBillsの帽子。