本当は
Bobbyを観に行きたかったんだけど、うちの近所の映画館ではもうやっていなかった。ということで
The Good Shepherdを観た。といってももう2週間くらい前。

ロバート・デニーロが監督した、CIA誕生にまつわる物語の映画。長いです、2時間40分。マット・デイモン、今一番脂が乗っているというべきでしょうか。父親役もこなせるようになったんですねえ〜。
全体の雰囲気が
ゴッドファーザーと激似!時代背景も、夫の仕事を知らない妻というモチーフも重なる。似せないで作れという方が無理なのかもしれない。またはデニーロがわざと意識して似せて作ったのか?
国家組織であるCIAもやってることは
マフィアと変わりない、というのが影のテーマということでっか。
ストーリーはかなり分かりにくいです。時間軸は交差するし、冒頭シーンが何を意味するのか分かるまでにかなり引っ張られるので、それだけで疲れてしまう人もいるだろう。以下ちょっぴりネタばれを含みます
マット・デイモンの演じる主人公は、家庭を犠牲にしてまで国家に尽くしたわけですね。多くのアメ人は、自分のプライベートを自分の家族をここまでおろそかにして、それでも彼が守りたかったものは我々のアメーリカ、ということで心動かされるのかも。
でも、すぬは日本人なのであんまり感動(っちゅうか感情移入)できなかった。だって、
日本のお父さんなんてみんなそうだよ。国家じゃなくて会社に尽くしてるんだけど。
さすがに結婚してすぐに単身赴任、子供が生まれても顔も知らず、初対面が数年後なんて家庭はレアでしょうが・・・。でも高度成長期の日本、家族のための時間ゼロのお父さんはたくさんいた。
ということで、特別高級公務員の哀歌もあんまり響いてこなかったんです。こんなの私だけで、他の日本の方の心にはしっかり響くかもしれないけど。
アンジェリーナ・ジョリー、ちょっとミスキャストって感じがしないでもない。親に内緒でワルイことしちゃう裕福家庭の娘役ということで、ワイルドな雰囲気の彼女を選んだんだろうけど・・・。
かなり無理があったなあ、晩年になる程しっくりきていたとは思うけど。シャーリーズ・セロンなんかの方が、うら若い時代から老けるまで上手く演じられたんじゃないかと思う。
正直、彼女が画面に映るたび現実に引き戻された。
アンジェリーナはアンジェリーナにしか見えなかったです。これも、映画世界に浸ることができなかった原因のひとつなのでした。