ブラッド・ダイヤモンド観ました。2006年末に公開された映画の中で、バイオレンス度では
アポカリプトと双璧をなすと言われていた作品。

舞台は1990年代、内紛中の
シエラレオネ共和国。現在では平和になったそうだが、今からほんの10年前にこんな非人道的なことが行なわれていたのだという事実は重い。
そういう意味ではアポカリプトより鑑賞後の衝撃が大きかった。監督は
ラスト・サムライ
などのエドワード・ズウィック。
一般市民の大量虐殺が行なわれ、何十万人もの難民が出た内戦には、ダイヤモンドの密輸が大きく関わっていた。
ホテル・ルワンダ
も衝撃的だったが、こちらはダイヤをめぐる人間のエゴが前面に出ている分さらに生々しい。見過ごされがちなアフリカの実情をハリウッドのメジャースタジオから、しかもデカプリオという当代きってのスターが主演してみせたという功績は大きいと思う。
この映画で明かされる真実により、ビジネスに影響が出るのは必死と、ダイヤモンド業界はこんな
サイト(
日本語サイトまである)を立ち上げて不買運動に歯止めをかけようと必死である。
映画の一番最後にも、紛争地域からのダイヤ取引を禁じた
キンバリー協定が今世紀になって採択されたとテロップが出る。しかし「抜け穴」は依然として存在するのだと、私たちに釘を刺すことも忘れない・・・。
現在流通しているダイヤモンドのうち、紛争地域からの密輸品は1%にすぎないいというのは、全くの詭弁であると思う。デビ○ス社(映画中では別名だった)の金庫の中には、今でも紛争ダイヤモンドが多く眠っているはずである。
自由主義は、シエラレオネをはじめ第三世界の国々の犠牲の上に成り立っていることを改めて思い知らされた。
ダイヤモンドばかりでなく、チョコレートやコーヒー・茶などの生産現場の多くも、非人道的環境であるという事実。そういった劣悪な条件で現地の人々(多くは子供達)を働かせている農場などから中間取引業者へ、そして我々のよく知っている大企業へと原料は売られている。
つまり先進国に住んでいる我々全員が、この悪い経済連鎖に関わっているのである。適正な価格で取引された商品を買って現地の人に還元するべきだという理念に基づいている、
フェアトレード運動という試みも行なわれている。
もともとダイヤを買うような余裕はないのだが、チョコレート、コーヒーなどは今後フェア・トレードのものを買うように心がけようと思ったすぬでした。
【関連・参照サイト】
シエラレオネ−忘れられた内戦−
http://www.jca.apc.org/unicefclub/unitopia/2002/Sierra.htm
ダイヤモンドが煽るアフリカの殺戮
http://tanakanews.com/A0203diamond.htm
子供の奴隷が作るチョコレート
http://mscience.jp/cocoa.htm
フェアトレードってなに?
http://mscience.jp/fairtradenani.htm
フェアトレードのチョコが、スウィートな未来を運ぶ!
http://www.cafeglobe.com/cafe/eco/ec070202.html
Global Exchange
http://www.gxonlinestore.org/holiday.html