インディペンデント系の作品ながらアカデミー賞にノミネートされた、
リトル・ミス・サンシャイン
をDVDで鑑賞〜。


コメディなんだけどホロっとくる家族もの&ロードムービーだとは知っていたが、予想以上に良かった!オリジナル脚本賞を受賞したことにもうなずける。それぞれのキャラクターを本当によく生かしていて素晴らしい。
NM州アルバカーキに住むてんでバラバラな家族が、おんぼろヒッピーバスに6人揃って乗り込みCA州ロサンジェルスを目指す。理由は小学生の娘がミスコン予選を通過、その本選に出場するためである。
ニュー・メキシコ州って一体どこにあるのか、知らない日本の方も多いと思うのでちょっと説明します。以下、ネタばれはしてませんがキャラクター考察を含むので、未見の方は注意。
南部カリフォルニアの東隣がアリゾナ、その次がニュー・メキシコです。ついでに言うと、さらに隣はテキサス。なんだ、2つ隣りなら近いじゃないかと思うなかれ。アルバカーキからLAまでの走行距離、なんと
約800マイル!
メートル法に換算すると約1480キロメートル!!鹿児島から東京まで約1400キロメートルだから、成田か九十九里あたりまで行っちゃいますかね。そう、これは飛行機で行くべき距離。でも、そんな金はないから運転して行くことになる訳で。
詳しい経緯&ドタバタ珍道中は、観てのお楽しみ。超メジャーな俳優を起用しなかった(ていうか、低予算だからできなかった)ことが、かえってよかったと思う。でも皆、上手い役者さんばかり。
この父親役の人見覚えある〜、誰だっけと思っていたら、
恋愛小説家
でゲイのサイモンを演ってた人だと気づいた。そして母親役の女優さんもみたことあるけど思い出せないなあ、と後からググってみたら
イン・ハー・シューズ
でキャメロン・ディアスの姉役を演ってた人だった。
そうと知ってたらもっと早く観るんだった!上記2作品、すぬのお気に入りである。だからそれらが好きな人は、この映画もきっと好きになると思う。逆にこの映画が気に入った人は、ぜひ上の作品もご覧下さいませ。
その父親を演じたグレッグ・キニアが良かった。ていうか、一番いやな奴で始まったはずがクライマックスで果たす役割がとても重要なので、良いとこ取りなキャラだというのも大いにあるけれど。
ゲイでうつ病の叔父がもっとメインな動きをみせるのかと思っていたら、サブストーリーであるお兄ちゃんエピソードの方に関わる比重が高かったのは意外だった。この叔父役、ビル・マーレイかロビン・ウィリアムスを予定してたらしいけど、スティーヴ・カレルで正解だったと思う。
影のキーパーソンは、祖父役のアラン・アーキンだった。
アカデミー助演男優賞を獲ったのは当然だったかもしれない。話の進行上、画面に出てくる割合は他のキャラより少なめだが、それでもストーリーの最後の最後まで強烈な存在感を示す!これは、やはり彼の演技力があってこそ。
もちろん子役のアビゲイル・ブレスリンも良かった。こんなに可愛い子のためだからこそ、他の家族もこの旅に同行したんだということ、説得力十分である。それがいわゆる、ミスコンの基準で可愛いかどうかは別として。
ラストのおちは、人によってストライクゾーンが違うので反応はまちまちかもしれない。でもすぬにとっては、ど真ん中であった。笑えると同時に泣けて泣けてしょうがなかった。私がアカデミー会員だったら、こっちに作品賞をあげただろうなあ。