この写真は先週の夜中に焦る気持ちを落ち着かせようと携帯で撮った1枚です。
夜中の3時頃寝ていたら、杉山が怖い顔で私を起こしました。
「病院から電話があった」と
朝早くから撮影の仕事があったので一瞬考えましたが、慌てて2人で病院へ。
義父の容態がこの頃からどんどん悪くなってきました。
もうこの頃から反応すらしてくれない義父でしたが、2人でさすったり、声をかけたり何とか私たちが一緒にいることを分かってもらおうとしました。
杉山と2人で何度も「ありがとう」と声をかけました。
義姉も駆けつけみんなで交代して義父を見守りました。
小さい簡易ベッドに交代で寝ながら、でもこういう時はぜんぜん眠れないものです。
2日目のお昼。
私たち3人が朝ごはんを済ませて、病室に戻って見守っている中、義父は息を引き取りました。
義母は最期には間に合いませんでしたが、最期に間に合う間に合わないとかは問題にしていないようにも見えて、夫婦の絆の強さも見せられた気がします。
病院に慌てて車椅子で連れて行ったとき義父の肩にサクラの花びらが一枚ついていたことを思い出しました。
そして今はハナミズキが満開です。
お通夜もお葬式も滞りなく終えました。
姉の知り合いにすべて頼んだのでとても心のこもったお式でした。
お坊さんが義父を覗いて泣いてくれたのが嬉しかったです。
もう義父と話ができないなんてなんだか信じられないけれど、まだみんなと心がつながっています。よく「お父さんならこう言うね」なんて会話をします。
義父の純粋でやさしい心は確実に消えないと思います。
私も実の娘のようにやさしくしてもらって、大好きな義父でした。
遺品を見ていた時、私と義父が2人で写った写真の切り抜いた物が出てきて、私もずいぶん大切に思ってくれたんだな、と思い知らされました。
義父とはいい関係をもてました。
去年は病院に付き添って行った時2人でたくさん色んな話ができたことは、私にとってとても幸せなことです。
義父が最期の頃私に「人間ができてませんから」と言って笑わせてくれたのが印象的でした。
声が出せない状態になってからは人に感謝を表すために手を合わせて「ありがとう」という動作を何回もしていました。
そういう人だったのです。謙虚でやさしい人でした。
もっとこうしてあげればよかった、と思うことはたくさんあります。
そんな時は悲しくなってしまうけど。
親は生きてくれているだけでありがたいですね。