2009/10/25
おやじブログ ホンモノ、シミュレーター? 日常のもろもろ
科学技術館の自動車展示場『ワクワクモーターランド』の入口

東京北の丸公園内の科学技術館の自動車工業会の展示スペース、ワクワクモーターランドがリニューアルしたと聞いたので、出かけた。科学技術館は、企業などの寄付を資金として1964年に開館した科学技術を訴求する展示場だ。フロアごとに歴史的、現在から未来までの技術テーマ展示が設けられている。
建物は古さと懐かしを感じさせるが、ワクワクモーターラインドは一新した。見て触って体験するのがテーマというが、自動車の体験の大半は、大小ディスプレイを前にしたシミュレーターだ。トラックキャブ、モーターサイクル、シャシーのように実車ベースから、幼児向けのゲーム機型まで揃えてある。だが、モーターサイクルの例をとっても、安全教育に役立つとはおもえない、フールプルーフ、つまり運転ミスはしない仕掛けだ。
幼児、ティーンから、大人まで楽しんでいるようだ。また、自動車と楽しさを説明する人の姿が見えない。どうも、イベントをやるごとに登場するらしい。
多摩テックの乗り物を『操る』のと、若い社員たちがこどもの目線でアシストする光景とは、まったく異なった、どちらかというと電子的無機質な場所という印象を受けた。こどもたちが成長し、欲しがるのはテレビゲーム機で、そこで満足するのではないかな・・・
ある集いでこの話をしたら、いや、若ものたちはコンピューターゲームからホンモノの自動車を欲しがるトレンドがあるという反論があった。

バイクはホンモノ

幼児用”シミュレーター(?)"

東京北の丸公園内の科学技術館の自動車工業会の展示スペース、ワクワクモーターランドがリニューアルしたと聞いたので、出かけた。科学技術館は、企業などの寄付を資金として1964年に開館した科学技術を訴求する展示場だ。フロアごとに歴史的、現在から未来までの技術テーマ展示が設けられている。
建物は古さと懐かしを感じさせるが、ワクワクモーターラインドは一新した。見て触って体験するのがテーマというが、自動車の体験の大半は、大小ディスプレイを前にしたシミュレーターだ。トラックキャブ、モーターサイクル、シャシーのように実車ベースから、幼児向けのゲーム機型まで揃えてある。だが、モーターサイクルの例をとっても、安全教育に役立つとはおもえない、フールプルーフ、つまり運転ミスはしない仕掛けだ。
幼児、ティーンから、大人まで楽しんでいるようだ。また、自動車と楽しさを説明する人の姿が見えない。どうも、イベントをやるごとに登場するらしい。
多摩テックの乗り物を『操る』のと、若い社員たちがこどもの目線でアシストする光景とは、まったく異なった、どちらかというと電子的無機質な場所という印象を受けた。こどもたちが成長し、欲しがるのはテレビゲーム機で、そこで満足するのではないかな・・・
ある集いでこの話をしたら、いや、若ものたちはコンピューターゲームからホンモノの自動車を欲しがるトレンドがあるという反論があった。

バイクはホンモノ

幼児用”シミュレーター(?)"
2009/10/18
おやじブログ 藤沢さんの多摩テック、さようなら 日常のもろもろ
キッズバイク待機するこどもたち。この期待と心配の混じった顔!

ドリームRのステアリングホイール上のパワーボタン。まさしくKERS。「君はまだ運転できないよ」

多摩テック閉場を知り、ウン10年ぶりに行った。前回連れていった子供は、すっかり成長しているので、単身で出かけた。案内して下さったのは、”園長”の山上敏樹さん。正式にはホンダの子会社モビリティランドの多摩テック・ユートピア課長さんだが、園長さんで通っている。初代園長は、高橋国光さんであった!前にも記したが、私のムカシの自動車ギョーカイ時代、務めていた輸入商社がBMWとBSAモーターサイクルの販売拡張手段として浅間レースに参戦した。BSAのライダーとしてスカウトし、2年出場クラスで優勝したのが高橋クニさんだった。
藤沢さんの指摘するように、浅間も観衆コントロールがむつかしく、安全に問題があっt。59年を最後にレースが開催されることはなかったが、高橋さんはホンダのモーターサイクルGPチームに入った。以後の2、4輪レースでの活躍は、ご存知の通り。クニさんが園長さんだったとは!
The Last園長、山上さんが就任されたのは、2年前だったが、多摩テックの経営は悪化していた。ある時期、多摩テックも絶叫型乗りものを導入した。これでは、日本の他の遊園地と大差ない。客足が遠のいた。と、新聞に無料入場券を挟み込むというバーゲン作戦にでた。ますます状況は悪化する。
山上さん、藤沢さんの原点に戻った。乗りもの大半は、モービリティランドの自開発、多くを自製とした。独自の工夫をこらした、子供から大人までは自ら駆るクルマ群だ。他のアトラクションも同様。
超傑作は『流れるプール』だ。大掛かりな動力で水を流すような設備を入れる予算などない。社員が考え出した。ある時間になると、若い社員がメガフォンでプールに入っている人たちに呼び掛ける。「皆さん、こちらの方向に歩いて下さい」大勢の人たちが一斉に歩き出す。しばらくすると、人力で水が流れだす!シェイクスピアのマクベスで、兵士が枝を持ちあたかもバーナムの森が動いているように見せた作戦があるが、多摩テックの若い社員たちは、客の力を借りて流れをつくった。
ゲートを入るとすぐ見たのは、3台のクルマ展示だった。スーパーカブのエンジンを載せたゴーカートは、初期の自製車を復刻したものだそうだ。いかにもクルクル回りそうな三輪車のふたつのシートは、なんとアトラクションの観客席の古いのを利用したのだそうだ。最新世代を代表するのは”ドリームR"。スペースフレームむきだしのエンジンつきミッドシップレーシングカー型で、小学校3年以上で身長125cm以上の人が運転できる。前面には障害物検知センサーを備えるハイテクマシーンだ。ステアリングホールスポーク上には、Powerのラベルを貼ったボタンがある。これを押すと、力強い加速をするのだそうだ。KERSだ!
"ロボウオーカー”は、ロボ戦士のようにボデイを上下振るわせ走る。山上さんの園長就任前の開発エンジニアとしての最終作品だそうだ。
キッズバイクは、電動バイクだが、エンジンのような擬音を発する。3歳以上で補助輪なしで自転車に乗れる子供向き。ライダーは、小部屋で肘、膝プロテクターを着用し、ヘルメットをかぶり待機する。彼の期待をふくらませる表情は、見ているだけで楽しい。小さなオーバルを一周し、パスするとミニミニサーキットに乗り出す。3歳児の才能は、素晴らしい!
迫力のあるのが"アクロエックス”。やはりフレームだけのクルマだが、軽自動車ほどのサイズがある。スタート前の社員のチェックでは汎用エンジンを唸らせ、サスをしならせ身震いする。ここで、ひとりのエクスパートに会った。出口さんという青年は、子供の目線で運転を説明する。あれやるな、これやるな的指導態度ではない。子供たちの期待を盛り上げる。多くの若い社員がそうであるように、出口さんも派遣社員なのだそうだ。出口さん、閉園後は別の道を選ぶとのこと。なんと、もったいない!
アクロエックス、走りだすと、安全速度を保つが、路面は不整、名の通り水しぶきを上げる。小学3年以上、身長110cmがソロ運転基準だが、中学生以上の付き添いがタンデム後席に乗れば、3歳以上であれば運転席OK。
山上園長さんに言われ気づいたことがある。サイドにせよタンデムにせよ、同乗する親の大半がステアリングを助けていることだ。クルマには、本当に機能するバンパーがついているし、速度も低い。コースマーカーを外れても、得点が減るだけで、コツン、ゴツンしても危険ではない。しかし、親心としては優秀な運転成績をとらせたいのだろうか。面白かったのは、”ビビラのピンキードライブ”という、3歳以上のシングルシーター。コース脇では、付き添いがアシストするリモコンの前に立っている。まあ、幼児の親としては、心配もするのだろうが・・・
閉場ということになり、マスメデイアが多摩テックを取り上げた。NHKの特別番組の中の子供のコメントが印象的だった。「止める(閉場)っていった人に、怒って
やりたい」
メーカーは若い人たちのクルマ離れを嘆く。多摩テックでクルマを楽しんだ子供たち、すぐに若い人になる。かえすがえすも、もったいない、がっかりした。怒ってやりたい。

右に立つのがアクロエックス運転を説明する出口さん


ドリームRのステアリングホイール上のパワーボタン。まさしくKERS。「君はまだ運転できないよ」

多摩テック閉場を知り、ウン10年ぶりに行った。前回連れていった子供は、すっかり成長しているので、単身で出かけた。案内して下さったのは、”園長”の山上敏樹さん。正式にはホンダの子会社モビリティランドの多摩テック・ユートピア課長さんだが、園長さんで通っている。初代園長は、高橋国光さんであった!前にも記したが、私のムカシの自動車ギョーカイ時代、務めていた輸入商社がBMWとBSAモーターサイクルの販売拡張手段として浅間レースに参戦した。BSAのライダーとしてスカウトし、2年出場クラスで優勝したのが高橋クニさんだった。
藤沢さんの指摘するように、浅間も観衆コントロールがむつかしく、安全に問題があっt。59年を最後にレースが開催されることはなかったが、高橋さんはホンダのモーターサイクルGPチームに入った。以後の2、4輪レースでの活躍は、ご存知の通り。クニさんが園長さんだったとは!
The Last園長、山上さんが就任されたのは、2年前だったが、多摩テックの経営は悪化していた。ある時期、多摩テックも絶叫型乗りものを導入した。これでは、日本の他の遊園地と大差ない。客足が遠のいた。と、新聞に無料入場券を挟み込むというバーゲン作戦にでた。ますます状況は悪化する。
山上さん、藤沢さんの原点に戻った。乗りもの大半は、モービリティランドの自開発、多くを自製とした。独自の工夫をこらした、子供から大人までは自ら駆るクルマ群だ。他のアトラクションも同様。
超傑作は『流れるプール』だ。大掛かりな動力で水を流すような設備を入れる予算などない。社員が考え出した。ある時間になると、若い社員がメガフォンでプールに入っている人たちに呼び掛ける。「皆さん、こちらの方向に歩いて下さい」大勢の人たちが一斉に歩き出す。しばらくすると、人力で水が流れだす!シェイクスピアのマクベスで、兵士が枝を持ちあたかもバーナムの森が動いているように見せた作戦があるが、多摩テックの若い社員たちは、客の力を借りて流れをつくった。
ゲートを入るとすぐ見たのは、3台のクルマ展示だった。スーパーカブのエンジンを載せたゴーカートは、初期の自製車を復刻したものだそうだ。いかにもクルクル回りそうな三輪車のふたつのシートは、なんとアトラクションの観客席の古いのを利用したのだそうだ。最新世代を代表するのは”ドリームR"。スペースフレームむきだしのエンジンつきミッドシップレーシングカー型で、小学校3年以上で身長125cm以上の人が運転できる。前面には障害物検知センサーを備えるハイテクマシーンだ。ステアリングホールスポーク上には、Powerのラベルを貼ったボタンがある。これを押すと、力強い加速をするのだそうだ。KERSだ!
"ロボウオーカー”は、ロボ戦士のようにボデイを上下振るわせ走る。山上さんの園長就任前の開発エンジニアとしての最終作品だそうだ。
キッズバイクは、電動バイクだが、エンジンのような擬音を発する。3歳以上で補助輪なしで自転車に乗れる子供向き。ライダーは、小部屋で肘、膝プロテクターを着用し、ヘルメットをかぶり待機する。彼の期待をふくらませる表情は、見ているだけで楽しい。小さなオーバルを一周し、パスするとミニミニサーキットに乗り出す。3歳児の才能は、素晴らしい!
迫力のあるのが"アクロエックス”。やはりフレームだけのクルマだが、軽自動車ほどのサイズがある。スタート前の社員のチェックでは汎用エンジンを唸らせ、サスをしならせ身震いする。ここで、ひとりのエクスパートに会った。出口さんという青年は、子供の目線で運転を説明する。あれやるな、これやるな的指導態度ではない。子供たちの期待を盛り上げる。多くの若い社員がそうであるように、出口さんも派遣社員なのだそうだ。出口さん、閉園後は別の道を選ぶとのこと。なんと、もったいない!
アクロエックス、走りだすと、安全速度を保つが、路面は不整、名の通り水しぶきを上げる。小学3年以上、身長110cmがソロ運転基準だが、中学生以上の付き添いがタンデム後席に乗れば、3歳以上であれば運転席OK。
山上園長さんに言われ気づいたことがある。サイドにせよタンデムにせよ、同乗する親の大半がステアリングを助けていることだ。クルマには、本当に機能するバンパーがついているし、速度も低い。コースマーカーを外れても、得点が減るだけで、コツン、ゴツンしても危険ではない。しかし、親心としては優秀な運転成績をとらせたいのだろうか。面白かったのは、”ビビラのピンキードライブ”という、3歳以上のシングルシーター。コース脇では、付き添いがアシストするリモコンの前に立っている。まあ、幼児の親としては、心配もするのだろうが・・・
閉場ということになり、マスメデイアが多摩テックを取り上げた。NHKの特別番組の中の子供のコメントが印象的だった。「止める(閉場)っていった人に、怒って
やりたい」
メーカーは若い人たちのクルマ離れを嘆く。多摩テックでクルマを楽しんだ子供たち、すぐに若い人になる。かえすがえすも、もったいない、がっかりした。怒ってやりたい。

右に立つのがアクロエックス運転を説明する出口さん

2009/10/17
おやじブログ 藤沢さんの多摩テック 日常のもろもろ
1961年開園当時の多摩テック。かなりの難物ダウンヒルで、転倒し、バイクを置いてトボトボ歩くライダーが見える

『ベストカー』なる週刊誌タイプの自動車誌は、時々味のある企画ものをやる。ニ
ヤッ、ケタケタと笑いながら、ついつい乗ってしまう。
『最近、がっかりしたこと、よかったこと、おどろいたこと、もったいなかったこと』などの項目を挙げよというのがあった。私の『がっかり』はエコカー減免税(日常燃費の卓越した輸入車が1台も該当していなかった。以後、数台が出現しているが)』、『もったいない』がホンダのF1撤退とBrawnGPへの売却だった。
その後、両方を超える『がっかり』と『もったいない』が起きた。9月30日、モビリティランド、つまりホンダの多摩テックが閉鎖したのだ。
多摩テック、朝霞テック、そして鈴鹿サーキットを造ったのはホンダランド。原動力となったのが本田宗一郎社長とともにホンダを創業した藤沢武夫さんだった。藤沢さん、気さくな方で、よくお話をして下さった。ある時、ルマン24時間レースが話題になったが、「ああ、自動車競争とお閻魔さまの縁日だな」なる藤沢さんの絶妙な形容を憶えている。
鈴鹿サーキット建設を決定した頃、藤沢さんはカリフォルニアのディズニーランドを視察され、いたく感心された。しかしウオルト・ディズニーの天才が生み出したテーマパークは考え抜かれたアトラクション、乗り物にのる”静”のテーマパーク。自動車屋のホンダがやるのは、"動”の遊園地。人が操る乗り物を主とする。
1961年、鈴鹿の先に開園したのは多摩テックだった。当初は、オフロードバイクコースを主体としていたが、これが当時の大新聞、そして警察の猛批判を受けた。マフラーをぶち抜き轟音を響かせ走り回るモーターサイクルライダーを『雷族』と呼んだが、新聞記事は、その巣窟呼ばわり。ネガティヴというかヒステリックなキャンペーンであった。もともと藤沢さんが鈴鹿サーキットを構想されたのは、日本各地で開催されていたサーキット、コースとも呼べない場所でのレースの危険を排除することであった。浅間の自動車試験場の長大なダートサーキットの耐久、クラブマンレースにせよ、観衆のコントロールなど無いに近かった。
この多摩テックが、大人バイクライダーの場から、子供たちのモービリティ遊園地に発展
していく。

1961年開園時のおとなたち

そして閉園前のキッズバイク。3歳以上で二輪自転車に乗れる子供なら乗れる。電動であるが,エンジンの音を響かせるのは、今後出現する電気自動車の方向を示唆する?
2009/9/28
おやじブログ 冬極寒地のプリウス群 旅行
モンタナに移り住んだ家族メンバーは、前記の通り、カリフォルニア仕様のマツダ626(クロノス)V6を大陸半分横断して運んだ。そして最初の冬。気温はマイナス30度Cを軽く下回るのだそうだ。その上、アパートの屋外駐車場。始動困難になり、バッテリーを新品に交換したが、それでも苦労することがある。同じ駐車場でかかった人がいるとジャンプスタートケーブルで助けてくれるか、だめだったらAAA(JAFのような)に電話。
さらに、ドアシールがくたびれているのだろう、ドアが凍り付いて開かなくなる。
1996年型でカリフォルニア、ミシガン、イリノイからモンタナにやってきた626、そろそろ替え時期かと、リコメンドしたのがスバル。積雪地で、市街はいいが、外にでるとやはり4駆が頼りになる。ミシガン大学のあるアンアーバーでもそうだったが、大学ではやたらにレガシーが多い。学者が比較的堅実で理知的外観と4駆がお好きらしい。多数派に埋没するのはいやだと、インプレッサ・5ドアで、それも取り寄せの真っ赤なのを選んだ。性能派ではなく、2.5L+4AT。
本人、環境派としてハイブリッドに興味があったのだが、-30度を下回る極寒、屋外駐車では、どうかなとの疑問を呈し、ガソリン車となった。ところが、ボーズマン、とくにモンタナ州立大学キャンパスには、初代、2代目のプリウスがけっこういるではないか。多分、夜間はガレージに入れるんじゃなかと思ったが、日中でもマイナスが続くはず。トヨタ、ホンダのエンジニアにどこまでいけると聞くと、-30度までは問題ないという。補機バッテリーは鉛酸12Vなので、ガソリン車も同じ。ハイブリッドバッテリーの方は、マイナス40にもなると出力は落ちるが、トンと電気を送らなくなるわけではないとのこと。エンジン始動してしまえば、問題はない。
そうそう、インプレッサでは、エンジンのリモート始動装置をオプション注文していた。エンジンとヒーターがかかれば、ドアを解凍できるというわけ。リモート空調始動は、純EV,プラグインハイブリッドにも装備されるというが、ガレージ内でプラグインした状態でヒーターあるいはエアコンを入れ、予熱、予冷する。



さらに、ドアシールがくたびれているのだろう、ドアが凍り付いて開かなくなる。
1996年型でカリフォルニア、ミシガン、イリノイからモンタナにやってきた626、そろそろ替え時期かと、リコメンドしたのがスバル。積雪地で、市街はいいが、外にでるとやはり4駆が頼りになる。ミシガン大学のあるアンアーバーでもそうだったが、大学ではやたらにレガシーが多い。学者が比較的堅実で理知的外観と4駆がお好きらしい。多数派に埋没するのはいやだと、インプレッサ・5ドアで、それも取り寄せの真っ赤なのを選んだ。性能派ではなく、2.5L+4AT。
本人、環境派としてハイブリッドに興味があったのだが、-30度を下回る極寒、屋外駐車では、どうかなとの疑問を呈し、ガソリン車となった。ところが、ボーズマン、とくにモンタナ州立大学キャンパスには、初代、2代目のプリウスがけっこういるではないか。多分、夜間はガレージに入れるんじゃなかと思ったが、日中でもマイナスが続くはず。トヨタ、ホンダのエンジニアにどこまでいけると聞くと、-30度までは問題ないという。補機バッテリーは鉛酸12Vなので、ガソリン車も同じ。ハイブリッドバッテリーの方は、マイナス40にもなると出力は落ちるが、トンと電気を送らなくなるわけではないとのこと。エンジン始動してしまえば、問題はない。
そうそう、インプレッサでは、エンジンのリモート始動装置をオプション注文していた。エンジンとヒーターがかかれば、ドアを解凍できるというわけ。リモート空調始動は、純EV,プラグインハイブリッドにも装備されるというが、ガレージ内でプラグインした状態でヒーターあるいはエアコンを入れ、予熱、予冷する。



2009/9/26
おやじブログ 硬水に注意! 旅行
屋外駐車中にスプリンクラーの硬水をかぶるとカルシウム質のあばただらけになる。手前は、アメリカ専用のスバル・インプレッサ・アウトバック。ツートーンが面白い。赤いのがわが家族のフツーのインプレッサ

先月のモンタナ旅行の出来事。ボーズマンは、イエロ−ストーン国立公園への入り口にある観光客の多い町だ。秋になると公園は閉まるが、こんどはスキー客が押し寄せるとのことだ。イエロ−ストーンへは2時間くらいのドライブである。前日、ガソリン補給と自動洗車をやった。アメリカのは、運転してトンネル状の洗車場のレールに乗る。まずシャワー、洗剤を浴び、またシャワー、そして風力で水を吹き飛ばしてオワリ。
翌日、屋外駐車場のクルマがやたらに汚れている。ボデイ、ガラスに埃と水玉のような跡が点々とある。ウインドシールドウオッシャー液とワイパーでは、落ちないのだ。雑巾で拭いても取れない。水をかけてもだめ。また雑巾でゴシゴシ、なんとか視界を確保して出発。車中3人でブツブツ。「昨日のカーウオッシュがわるかったのかもしれない」「そう、あのドロドロ、緑色の洗剤のドサッという浴びせは半端じゃなかった」「文句いわなくちゃ」
日本に帰るとモンタナの家族メンバーからe-mailが入った。カーウオッシュのせいではなかった。”ハードウオーター”、つまり硬水をくみ上げ、芝生にまくスプリンクラーのせいだった。
硬水にはマグネシュームとカルシュウム成分が多く、これがスポット状を形成するのだ。Yahooアメリカ版を見ると、ある、ある、How toがずらっと並んでいる。
純白酢をスプレイ、レモンでこする、酸性の液体(強酸はまずいだろうが)だったら落ちる。手っとり早いのは、硬水用の洗車液を買ってくることだ。
乾燥している時期なので、タイマーで芝生スプリンクラーがまき散らす。駐車する場所、風によっては、まともにかぶる。軟水の国、日本では起きない珍事だった。
イェロ−ストーン公園の温水噴水の定時の吹き上げ。地中の圧力増加でズバーンと20mくらい吹き上げるのは壮観で、時計のように正確に予測時間に吹く。バイソン、つまり野牛の道路端出現と横断で起きる交通渋滞。時には熊に遭遇することもあるそうだ。バイソンは、間近でみるとデカイ!町に帰り、夜はバイソンのステーキを食した。リーンミートだが、歯ごたえがある。
そうそう、公園内の古い木造のホテルはすごかった。巨木を組み合わせて柱、床、屋根をつくってある。吹き抜けの周り階がベランダになっている。日本のわびさびの世界とは違った迫力を漲らせたインテリアだった。
ボーズマンの町は、鉄道は来ているが、貨物輸送だけ。航空機かクルマしか出入りする手段はない(レンタ馬ってのだどうだろう。私は高所恐怖症モドキなのでだめ)。航空便は便数がそれほど多くなく、使用機も小さいのが大半、料金も割高だ。日本からは、乗り継ぎで時間がかかる。ここだけではなく、アメリカにはそんな町、市が結構多い。
日本料理屋があった!熊本出身の人がオーナーシェフらしく、熊本のポスターが貼ってある。かわいい混血らしいお嬢さんが天ぷらそばをサーブしてくれた。帰ろうと立つと、お嬢さん「おとうさーん」と一声。日本人のお父さんが顔を出し、恥ずかしそうに「ありがとうございます」はにかみ屋なのかもしれない。
意外な場所で会うご当地の日本人の半生には、けっこうドラマがあるんじゃないかと思うことがある。だいぶ前だが、カリフォルニアのヨセミテ国立公園の帰りに一泊した有名な観光地、カーメル。きれいな町の小さなホテルに泊まった。街をぶらついていて目についたのが赤提灯。日本料理屋に入ってみた。和服姿のちょっと寂しげな風情のアラフォア女性がおかみらしい。調理場には、亭主風の板さんが見える。ちょっとメロドラマティックに見えたカップルだったな。

イエローストーン国立公園名物の間歇熱水噴水は壮観


木造ホテルのロビーの吹き抜けの柱、床はすごい迫力。日本建築のわびさびに対し、樹木のパワーで迫る

先月のモンタナ旅行の出来事。ボーズマンは、イエロ−ストーン国立公園への入り口にある観光客の多い町だ。秋になると公園は閉まるが、こんどはスキー客が押し寄せるとのことだ。イエロ−ストーンへは2時間くらいのドライブである。前日、ガソリン補給と自動洗車をやった。アメリカのは、運転してトンネル状の洗車場のレールに乗る。まずシャワー、洗剤を浴び、またシャワー、そして風力で水を吹き飛ばしてオワリ。
翌日、屋外駐車場のクルマがやたらに汚れている。ボデイ、ガラスに埃と水玉のような跡が点々とある。ウインドシールドウオッシャー液とワイパーでは、落ちないのだ。雑巾で拭いても取れない。水をかけてもだめ。また雑巾でゴシゴシ、なんとか視界を確保して出発。車中3人でブツブツ。「昨日のカーウオッシュがわるかったのかもしれない」「そう、あのドロドロ、緑色の洗剤のドサッという浴びせは半端じゃなかった」「文句いわなくちゃ」
日本に帰るとモンタナの家族メンバーからe-mailが入った。カーウオッシュのせいではなかった。”ハードウオーター”、つまり硬水をくみ上げ、芝生にまくスプリンクラーのせいだった。
硬水にはマグネシュームとカルシュウム成分が多く、これがスポット状を形成するのだ。Yahooアメリカ版を見ると、ある、ある、How toがずらっと並んでいる。
純白酢をスプレイ、レモンでこする、酸性の液体(強酸はまずいだろうが)だったら落ちる。手っとり早いのは、硬水用の洗車液を買ってくることだ。
乾燥している時期なので、タイマーで芝生スプリンクラーがまき散らす。駐車する場所、風によっては、まともにかぶる。軟水の国、日本では起きない珍事だった。
イェロ−ストーン公園の温水噴水の定時の吹き上げ。地中の圧力増加でズバーンと20mくらい吹き上げるのは壮観で、時計のように正確に予測時間に吹く。バイソン、つまり野牛の道路端出現と横断で起きる交通渋滞。時には熊に遭遇することもあるそうだ。バイソンは、間近でみるとデカイ!町に帰り、夜はバイソンのステーキを食した。リーンミートだが、歯ごたえがある。
そうそう、公園内の古い木造のホテルはすごかった。巨木を組み合わせて柱、床、屋根をつくってある。吹き抜けの周り階がベランダになっている。日本のわびさびの世界とは違った迫力を漲らせたインテリアだった。
ボーズマンの町は、鉄道は来ているが、貨物輸送だけ。航空機かクルマしか出入りする手段はない(レンタ馬ってのだどうだろう。私は高所恐怖症モドキなのでだめ)。航空便は便数がそれほど多くなく、使用機も小さいのが大半、料金も割高だ。日本からは、乗り継ぎで時間がかかる。ここだけではなく、アメリカにはそんな町、市が結構多い。
日本料理屋があった!熊本出身の人がオーナーシェフらしく、熊本のポスターが貼ってある。かわいい混血らしいお嬢さんが天ぷらそばをサーブしてくれた。帰ろうと立つと、お嬢さん「おとうさーん」と一声。日本人のお父さんが顔を出し、恥ずかしそうに「ありがとうございます」はにかみ屋なのかもしれない。
意外な場所で会うご当地の日本人の半生には、けっこうドラマがあるんじゃないかと思うことがある。だいぶ前だが、カリフォルニアのヨセミテ国立公園の帰りに一泊した有名な観光地、カーメル。きれいな町の小さなホテルに泊まった。街をぶらついていて目についたのが赤提灯。日本料理屋に入ってみた。和服姿のちょっと寂しげな風情のアラフォア女性がおかみらしい。調理場には、亭主風の板さんが見える。ちょっとメロドラマティックに見えたカップルだったな。

イエローストーン国立公園名物の間歇熱水噴水は壮観


木造ホテルのロビーの吹き抜けの柱、床はすごい迫力。日本建築のわびさびに対し、樹木のパワーで迫る
2009/9/6
おやじブログ モンタナへ行く 旅行
8月下旬1週間、アメリカ・モンタナ州ボーズマンという町に行った。地図でみると、北部カナダに接する州で、西海岸からそれほど遠くはないのだが、航空機の乗り継ぎで、東京ー南アフリアと同じくらい時間がかかる。オンタイムでボーズマン空港に着いたが、これが風情のあるパイオニア風のターミナル。インテリアは木造、巨大な熊の彫像がそびえ立ち、荷物受け取りターンテーブルにはティラノサウルスの頭蓋骨化石(たぶんレプリカだろう)がにらみを効かせている。
この町の州立大で教えている家族メンバーが、買ったばかりのインプレッサ・ハッチバックで迎えにきた。彼女、タイア空気圧警告が点灯しているという。見たところ、そしてけっとばしたところ、走っても問題なかろう、そのまま帰った。翌朝、ガスステーションでチェックするかとも思ったが、センサー、バルブなどの不良を考え、クルマを買ったデイーラーに行ってみるかと,出かけた。
ディーラーマネジャーは、例の政府補助金プログラム『クランカー(おんぼろクルマ)セール』で80台が売れた、とご機嫌。わがインプレッサは対象にならなかったが、まあけっこうなこと。引き取ったクルマが外に並んでいるよ。おんぼろ車は、政府所有なので、再販してはいけない。おんぼろは、業者がいずれは持っていって、使える部品を外したり、リサイクルするんだろうなという。ただし、エンジンはコンプリートで売ってはいけないのは、ガス食い、排気のきたないものの再利用はしないという方策だ。また補助金のディーラーへの入金はこれからという。
そのディーラーは、IMPORT GROUPという系列、スバル、VW、ヒュンダイの3銘柄をあつかっている。マネジャー氏に、「ハイブリッドとデイーゼル、どちらに将来性があると思うか」と聞かれた。
。VWジェッタTDIは、入荷した分、完売状態という。たしかに山に囲まれ、外に出るにはクルマが手っ取り早く、経済的なので、ディーゼルの価値はある。
それでも厳寒の冬の地だが、初代から先代までのプリウスの姿を見たのは意外だった。モンタナナンバーなので、ちゃんと耐えているのだろう。
もっと驚いたのは、古いスバルが健在であること。総体的に大型SUVとピックアップトラック が多いのは、農業などの土地柄だろうが、これも勢力図は変わるだろうな。SUVでもトヨタ、ニッサンのヘヴィーウエイト級からホンダ、スバルなどのクロスオーバーの進出が目立つ。
メルセデスの姿が見えない。デイーラーがない。BMWも!VWとアウデイは一緒。結構数がいる。つつましい町なのだろう。
さて、ディーラーのマネジャー、セールス女性と話しているうちに、インプレッサの点検が終わった。サービスマネジャー、5cmくらいのボルトを手に持ち、「これが刺さっていましたよ。パッチアップしておきましたから、大丈夫です」よかった、翌日はイエローストーン国立公園に登ることになっていた。

右が新しいインプレッサ。下取りに出した96年型Mazd 626、日本名クロノスV6がまだあったので記念撮影。

Mazda 626は、私がカリフォルニアに仕事場を設けていた時期の足で、以後、家族メンバーについてミシガン、シカゴ、そして彼女単独運転してモンタナまで来た。走行距離は約9万キロ。カリフォルニア仕様なので、何度かバッテリー上がりはあったが厳冬に保ったものだ。
この町の州立大で教えている家族メンバーが、買ったばかりのインプレッサ・ハッチバックで迎えにきた。彼女、タイア空気圧警告が点灯しているという。見たところ、そしてけっとばしたところ、走っても問題なかろう、そのまま帰った。翌朝、ガスステーションでチェックするかとも思ったが、センサー、バルブなどの不良を考え、クルマを買ったデイーラーに行ってみるかと,出かけた。
ディーラーマネジャーは、例の政府補助金プログラム『クランカー(おんぼろクルマ)セール』で80台が売れた、とご機嫌。わがインプレッサは対象にならなかったが、まあけっこうなこと。引き取ったクルマが外に並んでいるよ。おんぼろ車は、政府所有なので、再販してはいけない。おんぼろは、業者がいずれは持っていって、使える部品を外したり、リサイクルするんだろうなという。ただし、エンジンはコンプリートで売ってはいけないのは、ガス食い、排気のきたないものの再利用はしないという方策だ。また補助金のディーラーへの入金はこれからという。
そのディーラーは、IMPORT GROUPという系列、スバル、VW、ヒュンダイの3銘柄をあつかっている。マネジャー氏に、「ハイブリッドとデイーゼル、どちらに将来性があると思うか」と聞かれた。
。VWジェッタTDIは、入荷した分、完売状態という。たしかに山に囲まれ、外に出るにはクルマが手っ取り早く、経済的なので、ディーゼルの価値はある。
それでも厳寒の冬の地だが、初代から先代までのプリウスの姿を見たのは意外だった。モンタナナンバーなので、ちゃんと耐えているのだろう。
もっと驚いたのは、古いスバルが健在であること。総体的に大型SUVとピックアップトラック が多いのは、農業などの土地柄だろうが、これも勢力図は変わるだろうな。SUVでもトヨタ、ニッサンのヘヴィーウエイト級からホンダ、スバルなどのクロスオーバーの進出が目立つ。
メルセデスの姿が見えない。デイーラーがない。BMWも!VWとアウデイは一緒。結構数がいる。つつましい町なのだろう。
さて、ディーラーのマネジャー、セールス女性と話しているうちに、インプレッサの点検が終わった。サービスマネジャー、5cmくらいのボルトを手に持ち、「これが刺さっていましたよ。パッチアップしておきましたから、大丈夫です」よかった、翌日はイエローストーン国立公園に登ることになっていた。

右が新しいインプレッサ。下取りに出した96年型Mazd 626、日本名クロノスV6がまだあったので記念撮影。

Mazda 626は、私がカリフォルニアに仕事場を設けていた時期の足で、以後、家族メンバーについてミシガン、シカゴ、そして彼女単独運転してモンタナまで来た。走行距離は約9万キロ。カリフォルニア仕様なので、何度かバッテリー上がりはあったが厳冬に保ったものだ。
2009/8/25
おやじブログ 新生クライスラー役員の新顔 飛行機
新生クライスラーの新任役員リストが発表された。日常の実務ではなく、経営会議メンバーであり、多くは社外の経済、今回は政府と労働組合代表から成る。その中のふたりの名前に覚えがある。ふたりとも、私の元仕事の同業、といってもズーッとエライ人だった。ひとりはステーヴン・ウルフ、元ユナイテッド航空CEOだった。彼が87年に就任した当時、私はユナイテッドに居たが(もの書き屋と2足のわらじ、西洋風にいうと2個の帽子)、ひとつ記憶に残っている。ある日、CEO名のメモが回って来た。「今後、私があなた方の支社を視察に訪れた際、一切、整理整頓、清掃などの特別な支度はしないようにせよ。もし、そのような事実が判明した場合、責任を問うであろう」
もともと入社したのはパンアムだったが、経営が極端に悪化していた会社は、1985年に太平洋部門をユナイテッドに売却した。日本ではパンアムの規模(便数)が多かったので、パンアム人間多数のユナイテッドとなった。しかし、ふたつの異文化の同化がいかにたいへんか、機種、コンピューター方式、仕事のやりかたは、どうでもなるが、企業文化の移行はたいへんなのだ。サラリーマン生活30年やったが、あれほどたいへんな2、3年はなかった。ダイムラーとクライスラー、フォードとジャガー/ランドローバー、BMWとローバー、そしていま、フィアットとクライスラー、多難だ。まあ、その点では、日本人というのは、じつにうまく家来を演じられるとは、身をもって感じた。パンアムからユナイテッドは、アメリカの会社間の吸収だったが、それでも前者のニューヨークと後者の中西部メンタリテイの間には大きな違いがある。同国内の地域文化は厳然とあるのだ。
さて、スティーヴン・ウルフCEOのお達しだったが、上司の総支配人(その後、ロールスロイス航空部門VPになった)と、「うちは自然で手一杯、整理整頓なんて暇も手もないよね」ウルフCEO、あまり笑顔も見せないタフガイ風だった。さて、クライスラーでもお達しをだすかな。
もうひとりの航空産業出の新クライスラー役員は、ダグラス・スティーンランドで、元ノースウエスト航空CEOだ。競争相手だったので、この人は面識も知識もない。ノースウエストも、デルタ航空と合併したが、機内アナウンスでは、「デルタ航空メンバーのノースウエストにようこそ」
もともと入社したのはパンアムだったが、経営が極端に悪化していた会社は、1985年に太平洋部門をユナイテッドに売却した。日本ではパンアムの規模(便数)が多かったので、パンアム人間多数のユナイテッドとなった。しかし、ふたつの異文化の同化がいかにたいへんか、機種、コンピューター方式、仕事のやりかたは、どうでもなるが、企業文化の移行はたいへんなのだ。サラリーマン生活30年やったが、あれほどたいへんな2、3年はなかった。ダイムラーとクライスラー、フォードとジャガー/ランドローバー、BMWとローバー、そしていま、フィアットとクライスラー、多難だ。まあ、その点では、日本人というのは、じつにうまく家来を演じられるとは、身をもって感じた。パンアムからユナイテッドは、アメリカの会社間の吸収だったが、それでも前者のニューヨークと後者の中西部メンタリテイの間には大きな違いがある。同国内の地域文化は厳然とあるのだ。
さて、スティーヴン・ウルフCEOのお達しだったが、上司の総支配人(その後、ロールスロイス航空部門VPになった)と、「うちは自然で手一杯、整理整頓なんて暇も手もないよね」ウルフCEO、あまり笑顔も見せないタフガイ風だった。さて、クライスラーでもお達しをだすかな。
もうひとりの航空産業出の新クライスラー役員は、ダグラス・スティーンランドで、元ノースウエスト航空CEOだ。競争相手だったので、この人は面識も知識もない。ノースウエストも、デルタ航空と合併したが、機内アナウンスでは、「デルタ航空メンバーのノースウエストにようこそ」
2009/8/16
おやじ ブログ Volt燃費、電費? クルマ
GMのインターネットテレビ放映を見て、すぐに書いた前回だが、どうも市街地230mpgなる推定燃費、あやしくなってきた。『EPA環境保護局方式によると』なる話だったが、その方式は草案も発表されていないとのこと。
宣伝、広報屋の楽観的というか、景気づけのキャンペーンというのが定評だ。とすると、あとでユーザーからしっぺ返しを食うだろうな。フリッツ・ヘンダーソンがそれに乗るなんて、ちょっとガッカリ。
宣伝、広報屋の楽観的というか、景気づけのキャンペーンというのが定評だ。とすると、あとでユーザーからしっぺ返しを食うだろうな。フリッツ・ヘンダーソンがそれに乗るなんて、ちょっとガッカリ。
2009/8/12
おやじブログ GMテクノロジーとVOLT”燃費” クルマ
ニューGMのフリッツ・ヘンダーソンCEOが2010年発売のシヴォレーVOLTのEPAモード燃費
発表。"230"のゼロがスマイルフェイスになっている

8月11日朝、デトロイトのGM本社会議室で、フリッツ・ヘンダーソンCEOとニューGM実務役員、エンジニアが参加した製品&テクノロジー会議が開催された。
これまでの経営現況と戦略を説明し、質疑応答する会議と異なり、今回は本社のプレゼン後に郊外のGMデザインでエド・ウエルバーンVPの新型キャデラックの解説、そしてミルフォード・プルーヴィンググランドの実車のデモンストレーションがあったらしい。残念ながら会議はリアルタイムで見られるが、デザインセンターとミルフォードは画面には出なかった。
もうひとつ通例と異なるのは、ジャーナリスト、アナリスト対象のプレゼンの前日、『お客様』、つまり一般のGM、ノンGM車購買者を招き、同じプレゼンテーションを実施したことだ。フリッツ・ヘンダーソンCEOいわく、「皆さん(メデイア、アナリスト)を軽視したのではないが、お客様がもっとも大切」。すごい演出と役者だ。どうりで、画面では同じ会議室に見えるが、座り心地がよさそうな椅子を並べたのは、大切なお客様のもてなしだろう。
最大の関心は、2010年末に発売されるシヴォレーVOLT”距離延長発電エンジンつき電気自動車”だ。7月から生産型試作が開始され、すでに30台が完成したという。そしてアメリカ環境保護局EPAの新テスト基準による平均燃費が公表された。すでにデトロイト付近では、スマイル顔の”0”の『230』の看板が立っていた。しかし230の意味の説明はなかった。それを発表したのだ。1ガロン=3.785リッター当たり230マイル=368kmを表す。日本風に直すと97.2km/lとなる。現在のマイレージチャンピオン、新型プリウスが50mpg=21.1km/lなのである。
VOLTは、シリーズハイブリッドであり、駆動は電気モーターだ。リチウムイオン電池フル充電で最初の40マイル=64kmは、電池のみで走れる。それからエンジンで充電するというシステム。実際は、途中で充電するのだろうが。
EPAは、新しい燃費測定基準を作成し、その推定値が230ということ。
VOLTの価格は、4万ドル台であるが、購入者は減税、報奨金を受ける。それと、最初のオーナーのひとりという社会的地位と羨望。ヘンダーソンCEOは、第1世代VOLTが収益にはつながらないことは認めるが、すでに第2、第3世代の開発に入っているという。これもプリウスと共通する。ただ、アメリカでも家庭充電には限界があるとも認める。
同じ時期に日米に登場する日産LEAFの”燃費"、電費はどうなるのか興味がある。

メデイアだけの説明会と異なり、快適な椅子なのは、前日の”お客様”、ユーザーを招いたイベントのおもてなしだ

極寒時の始動についての質問に答えるエンジニア
発表。"230"のゼロがスマイルフェイスになっている

8月11日朝、デトロイトのGM本社会議室で、フリッツ・ヘンダーソンCEOとニューGM実務役員、エンジニアが参加した製品&テクノロジー会議が開催された。
これまでの経営現況と戦略を説明し、質疑応答する会議と異なり、今回は本社のプレゼン後に郊外のGMデザインでエド・ウエルバーンVPの新型キャデラックの解説、そしてミルフォード・プルーヴィンググランドの実車のデモンストレーションがあったらしい。残念ながら会議はリアルタイムで見られるが、デザインセンターとミルフォードは画面には出なかった。
もうひとつ通例と異なるのは、ジャーナリスト、アナリスト対象のプレゼンの前日、『お客様』、つまり一般のGM、ノンGM車購買者を招き、同じプレゼンテーションを実施したことだ。フリッツ・ヘンダーソンCEOいわく、「皆さん(メデイア、アナリスト)を軽視したのではないが、お客様がもっとも大切」。すごい演出と役者だ。どうりで、画面では同じ会議室に見えるが、座り心地がよさそうな椅子を並べたのは、大切なお客様のもてなしだろう。
最大の関心は、2010年末に発売されるシヴォレーVOLT”距離延長発電エンジンつき電気自動車”だ。7月から生産型試作が開始され、すでに30台が完成したという。そしてアメリカ環境保護局EPAの新テスト基準による平均燃費が公表された。すでにデトロイト付近では、スマイル顔の”0”の『230』の看板が立っていた。しかし230の意味の説明はなかった。それを発表したのだ。1ガロン=3.785リッター当たり230マイル=368kmを表す。日本風に直すと97.2km/lとなる。現在のマイレージチャンピオン、新型プリウスが50mpg=21.1km/lなのである。
VOLTは、シリーズハイブリッドであり、駆動は電気モーターだ。リチウムイオン電池フル充電で最初の40マイル=64kmは、電池のみで走れる。それからエンジンで充電するというシステム。実際は、途中で充電するのだろうが。
EPAは、新しい燃費測定基準を作成し、その推定値が230ということ。
VOLTの価格は、4万ドル台であるが、購入者は減税、報奨金を受ける。それと、最初のオーナーのひとりという社会的地位と羨望。ヘンダーソンCEOは、第1世代VOLTが収益にはつながらないことは認めるが、すでに第2、第3世代の開発に入っているという。これもプリウスと共通する。ただ、アメリカでも家庭充電には限界があるとも認める。
同じ時期に日米に登場する日産LEAFの”燃費"、電費はどうなるのか興味がある。

メデイアだけの説明会と異なり、快適な椅子なのは、前日の”お客様”、ユーザーを招いたイベントのおもてなしだ

極寒時の始動についての質問に答えるエンジニア
2009/8/7
おやじブログ おんぼろ車買い替え支援 クルマ
アメリカの『おんぼろ自動車買い替え支援金』制度は、利用者が殺到し、あっという間に10億ドル予算がなくなりそうになり、議会上院が追加予算20億ドルを承認した。
欧米型の買い替え支援は、古いガス食い型車を燃費のよい新車に替える人に支給される。乗用車の場合、買い替えおんぼろ車はガロン当たり18マイル=約7.6km/リッター以下でなければいけない。新車は22mpg=+4mpgの場合は$3500、10mpgプラス燃費だと最高$4500分のヴァウチャーが支給される。
運輸省が発表した買い替え新車トップ10は次の通りだ。
1. フォード・フォーカス2WD
2. トヨタ・カローラ
3. ホンダ・シビック
4. トヨタ・プリウス
5. トヨタ・カムリ
6. フォード・エスケープ2WD
7. ヒュンダイ・エラントラ
8. ダッジ・キャリバー
9. ホンダ・フィット
10. シヴォレー・コボルト
トップ順位は、20億ドル増額が発表されたと同時に入れ替わり、カローラがトップ、フォーカスが2位になった。
日本系ブランドが5車だが、プリウス、フィット以外の3車はアメリカ生産だ。韓国のエラントラは、たしか本国製であり、品質、信頼性ともにいい評価を受けている小型車だ。
買い替えられるおんぼろ車の順位:
1. フォード・エクスプローラー4WD
2. フォードF150トラック2WD
3. ジープ・グランドチェロキー4WD
4. ジープ・チェロキー4WD
5. ダッジ・キャラヴァン/グランドキャラバン2WD
6. シヴォレー・ブレイザー4WD
7. フォード・エクスプローラー2WD
8. フォードF150トラック4WD
9. シヴォレーC1500トラック
10.フォード・ウインドスター
意図通り、でかいガス食いが淘汰され、燃費にいい小、中型車に替わっている。
さて、わが日本のエコカー減税であるが、燃費、低排気 x 重量なるヘンな、いかにも日本的、政治的なもので、リアルライフ燃費の優れた輸入車が1台も入っていない。あるオープンなパーティにおいて、ドイツ大使がスピーチ中、これに触れられた。欧米の産地に関わらず、古いガス食い、排気のわるい車を燃費のいい、排気のきれいな新車に替えるシンプルで判り易い購入支援金に比べ、装備満載の重い新車が得をする奇妙な場合がある。海外メデイアにものを書く者としては、説明に困るのだ。前記のパーティでは、大使閣下のご指摘がまことに的を得ているので、なんでもっと批判の声が高まらないのか不思議に思うと申し上げた。日本の政治はそういうもの、ドイツメーカー群が減税基準を満たす方策をとる方が手っ取り早い、なるお答えだった。日本の政治屋、役人に比べ、器量が違うなア・・・
欧米型の買い替え支援は、古いガス食い型車を燃費のよい新車に替える人に支給される。乗用車の場合、買い替えおんぼろ車はガロン当たり18マイル=約7.6km/リッター以下でなければいけない。新車は22mpg=+4mpgの場合は$3500、10mpgプラス燃費だと最高$4500分のヴァウチャーが支給される。
運輸省が発表した買い替え新車トップ10は次の通りだ。
1. フォード・フォーカス2WD
2. トヨタ・カローラ
3. ホンダ・シビック
4. トヨタ・プリウス
5. トヨタ・カムリ
6. フォード・エスケープ2WD
7. ヒュンダイ・エラントラ
8. ダッジ・キャリバー
9. ホンダ・フィット
10. シヴォレー・コボルト
トップ順位は、20億ドル増額が発表されたと同時に入れ替わり、カローラがトップ、フォーカスが2位になった。
日本系ブランドが5車だが、プリウス、フィット以外の3車はアメリカ生産だ。韓国のエラントラは、たしか本国製であり、品質、信頼性ともにいい評価を受けている小型車だ。
買い替えられるおんぼろ車の順位:
1. フォード・エクスプローラー4WD
2. フォードF150トラック2WD
3. ジープ・グランドチェロキー4WD
4. ジープ・チェロキー4WD
5. ダッジ・キャラヴァン/グランドキャラバン2WD
6. シヴォレー・ブレイザー4WD
7. フォード・エクスプローラー2WD
8. フォードF150トラック4WD
9. シヴォレーC1500トラック
10.フォード・ウインドスター
意図通り、でかいガス食いが淘汰され、燃費にいい小、中型車に替わっている。
さて、わが日本のエコカー減税であるが、燃費、低排気 x 重量なるヘンな、いかにも日本的、政治的なもので、リアルライフ燃費の優れた輸入車が1台も入っていない。あるオープンなパーティにおいて、ドイツ大使がスピーチ中、これに触れられた。欧米の産地に関わらず、古いガス食い、排気のわるい車を燃費のいい、排気のきれいな新車に替えるシンプルで判り易い購入支援金に比べ、装備満載の重い新車が得をする奇妙な場合がある。海外メデイアにものを書く者としては、説明に困るのだ。前記のパーティでは、大使閣下のご指摘がまことに的を得ているので、なんでもっと批判の声が高まらないのか不思議に思うと申し上げた。日本の政治はそういうもの、ドイツメーカー群が減税基準を満たす方策をとる方が手っ取り早い、なるお答えだった。日本の政治屋、役人に比べ、器量が違うなア・・・