通常土日は更新しませんが、今日は特別です。

水曜日に『この国は何処に行くのか?』を書いてから、ずーっと市民同盟(PAD)は首相官邸を占拠したままです。

彼らは目標であるサマック首相退陣までこの行動を続けるでしょう。
状況が動いたのは金曜日の午前中、警察が突入、市民同盟(PAD)の拠点の一つである『マカワン・ランサン橋』にあるステージを制圧。
しかし
市民にライフルを突きつける写真がインターネット上にUpされると、市民同盟の強烈な反撃が始まりました。

首相官邸を取り囲む警察を無数の市民が包囲、警察は撤退。
その後警察は市民同盟が爆弾騒ぎを起こした様に見せかけようと催涙弾を発射!!
その模様も動画でインターネット上で公開され、地上波でも放映される。
プーケットとハジャイの市民同盟が空港を封鎖。
市民同盟に同調した国鉄労働組合が怠業、タイ航空職員労働組合15,000人もそれに続く。

(↑紫の旗はタイ航空の旗です)
さて市民同盟なんですが実に良く組織されています。
首相官邸内には医療班が待機しています。

寄付受付のカウンターには列が出来ています。
無数の人たちから寄付された飲み水、食料、ヘルメット?などが配布されています。
演説で不足している物の寄付を呼びかけると、
ASTVで放映され、首相官邸内の人々がアチコチに電話してアッという間に資材が寄付されてきます。

昔のタクシン前々首相を応援したグループ(主に地方の人達)はお金をもらってデモに参加していましたが、市民同盟は無数の人達がお金と体力を出し合って運動を進めています。

主要な演説者はステージを降りると支援者にサインをしたり語りあったりの大サービスぶり。

疲れた市民は首相官邸の裏あたりで休んでいます。

一眠りしてまた手を叩き、喚声をあげるのです。

さてこの首相官邸内にはこの場所を守る意味合いで幾つかの大砲のモニュメントが配置されています。
その大砲の先にあるのは市民同盟か?

それともサマック首相か?

その先には何があるのか?

合掌
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