忘れた頃のイタリア旅行記ですが・・・
フィレンツェでの2日目は、一日自由行動。
日本であらかじめ手配しておいた
ワイナリーツアーの日だ。
この日は、朝9時にホテルへとお迎えが来る予定。
しかし、私の胸はドキドキ・・・
その理由は・・・
通訳&ドライバーが英語のみなのだ!!
私達日本人は、最低中学、高校と6年間も英語を習ってるのにね〜〜
会話となるとまるでだめ

大丈夫かな〜〜とかなり不安だった。
そして約束の時間きっかりに、ホテルの前にベンツが止まった。
中から出てきたのは、30歳ぐらい?の男の人。
私達をみるなり、「おはようございます、よろしく。」と日本語で話しかけてくれた。
すっかり嬉しくなった私は「日本語出来るんですか?」
と尋ねると、「すいません、日本語難しい。あいさつだけ。」という事

ちょっとがっかり・・・
気を取り直して、ベンツに乗り込む。
何か話さなくては、と思い
「あなたは、イタリア人ですか?」とか「いくつですか?」とか
簡単な英語を思い出しながら、聞いてみる。
中一レベルの英語が精一杯
ドライバーの男性は、アレクセイで32歳。
日本人の東京出身の女性と結婚して、6歳と2歳の女の子がいて
日本には2回訪れていて、箱根の温泉が好き。
という事でした。
アレクセイと会話をするのは、私だけ。夫は横で聞いているだけ。
これは、単に性格のせい。
見切り発車でも、前に出る私と、恥をかくのがいやな夫。
しかし英語を聞き取る能力は私に勝る

まさに二人で一人前といった感じ。
キャンティへ続く道は「
キャンティロードと呼ばれています。」
とカントリーロードの歌に載せて説明してくれるアレクセイは、シャイだけどとてもいい人そうに見えた。

ワイナリーに到着し、ワインをつくる工程やぶどうについて説明してもらう。
しかし、ここでも英語
コルクの作る工程も見せてもらう。
左端のがコルク樫の木の皮を剥がしたもの。
熟成させる年月が長いワインほど、コルクも長くなる。
ワイン畑に案内してもらい、土壌などを説明してもらう。
2月のブドウの木はヒョロリとして腰の高さほどに剪定されている。
生食用のぶどうの木とは、余りにも違う姿にビックリした。
本で勉強しても分らないことは多い・・・
日本でもイタリアワインといえばキャンティと言われるほど
名前が知られてるワイン。
その土地に直接行けたのは、今回のイタリア旅行でも大きな収穫のひとつだった。