2019/3/19

立川談春 独演会 2019  Live Theater

3月19日、『立川談春 独演会 2019』紀伊国屋書店サザンシアターTAKASHIMAYAにて。クリックすると元のサイズで表示します
先月、立川志らくさんの"不幸の伊三郎"を聞いたからという訳ではありませんが、この日は立川談春さんの独演会へ。談春さんといえば映画『七つの会議』では事件の核心部分の東京建電の下請トーメイテックの社長役が記憶に新しいところ。まずは、『双蝶々(ふたつちょうちょう)』を。人情噺の大根多で、前半"小雀長吉"と後半"雪の子別れ"に分けることも多いようですが、この日は全編をたっぷりと。いわゆる我々が思う落語というよりは、独り芝居を見る様で、談春さんの『双蝶々』の世界に魅了されました。最後は講壇が暗転し雪が降る演出も効果的で感動のひと言。掴みで、談志師匠の"落語はイリュージョン"と云った意味がわからないと笑いを誘いましたが、まさしく談春さんの『双蝶々』はエンターテインメント、イリュージョンであったのではと感じました。仲入り後はリクエストタイム。3つの演目から会場の拍手で『大工調べ』に。少々頭の回転が悪い与太郎、べらんめえの棟梁、与太郎の家賃の形に道具箱を押えた大家さんのハチャメタなやり取りを大いに楽しむ演目。『双蝶々』から一転、終始、笑いが絶えることがなく腹を抱えました。最後に談春さん「今のところNHKから"いだてん"の代役のオファーはありません」と。たっぷり楽しめた立川談春さんの独演会でした。

『双蝶々』〜あらすじ〜 
棒手振り(荷を担いで売り歩く)の長兵衛の息子・長吉は、悪賢い子ゆえに奉公に出されます。いざ奉公に出ると、ソロバンも仕事が出来るので奉公先の覚えはよいものの、それは表の顔。裏では悪友と組み盗みを働きます。この盗みを現認した番頭も悪いヤツで、吉原の花魁の身請けに百両が要る。その百両を、主人の寝室から盗んで来いと長吉に云い付けます。お腹が痛いからと嘘を云い、主人の寝室の箪笥から薬を出すついでに、百両の金を盗んだ長吉。口封じに小僧の定吉を絞め殺し、番頭も殺め、百両の金を懐に逃げてしまいます。(以上「小雀長吉」)。一方、長兵衛夫婦は、長吉の悪事のために住まいを転々としますが、本所の裏長屋で、ついに長兵衛は病で腰が立たず半身不随に。女房のお光は、浅草の観音様にお百度参りと云って出掛けては、隅田川の川岸で袖を引く物乞いの生活。その日も袖を引くと、奥州に逃亡中の長吉でした。お光に連れられ、病の長兵衛に会った長吉。三十両渡して達者で暮らすよう告げますが、長兵衛からは、悪行稼業は己の運命ながら、足を洗おうとする者の邪魔だけはするなと諭されます。長屋を去る長吉、雪の降る中、吾妻橋で追っ手に取り囲まれて御用となります。(以上「雪の子別れ」)。

     クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します立川談春 (本名:佐々木 信行)
1966年 6月27日 東京生まれ。
1984年 17歳で、立川談志に入門
1988年 二つ目昇進
1997年 真打に昇進
2000年 11年度国立演芸場花形演芸会銀賞受賞
2001年 12年拾年百日亭若手落語会競演シリーズ技能賞
2003年 14年度国立演芸場花形演芸会金賞受賞
2004年 15年度国立演芸場花形演芸会大賞受賞
2008年 第24回講談社エッセイ賞受賞「赤めがか」
2014年 TVドラマ 日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS)
2015年 2018年 TVドラマ 日曜劇場「下町ロケット」(TBS)
2017年 映画「忍びの国」
2019年 映画「七つの会議」


クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

0



この記事へのトラックバックURLはありません
トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ