2022/2/23

ドライブ・マイ・カー  Movie

2月23日 原作、村上春樹さんの映画『 ドライブ・マイ・カー 』 イオンシネマ シアタス調布にて鑑賞。クリックすると元のサイズで表示します
ややミーハーながら、2021第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、日本映画では初となる脚本賞を受賞したほか、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の3つの独立賞も受賞。また、2022第94回アカデミー賞では日本映画史上初となる作品賞と脚色賞をはじめ、監督賞・国際長編映画賞と4部門でのノミネート。第79回ゴールデングローブ賞の最優秀非英語映画賞受賞やアジア人男性初の全米批評家協会賞主演男優賞受賞など全米の各映画賞でも大きく注目を集めていると聞き興味を抱きシアターに足を運びました。原作となった「ドライブ・マイ・カー」は、村上春樹氏の『女のいない男たち』と題し文藝春秋で連作された短編小説の1作目。のちに、同作を含む6編を収録した短編小説集『女のいない男たち』(文春文庫刊)として発売されています。この小説集は、バラク・オバマ元米大統領が"2019年のお気に入りの本"に挙げたことでも話題になりました。映画化に際しては「ドライブ・マイ・カー」とともに、同短編集に収録されている「シェエラザード」「木野」のエピソードも含まれています。さらには、本作のストーリー性を暗示するかのように使われている多言語演劇「ワーニャ叔父さん」。ロシアを代表する作家アントン・チェーホフによる四大戯曲のひとつとして知られ「田園生活の情景」を副題に持ち、絶望に陥り苦悩しながらも"死"ではなく"生"を選び取っていく、人生とは、幸せとは何かを観客に問いかける内容が、本作のストーリーとリンクしていきます。秘密を残したまま先立った妻・音への喪失感を抱えている主人公・舞台俳優で演出家の家福悠介(西島秀俊さん)、母親と複雑な過去を持つヒロインの寡黙な専属ドライバーみさき(三浦透子さん)、それぞれの目を背けていた事実や己の気持ちの変化を丹念な描写で明らかにしていくというもの。愛車サーブ車内空間がとても効果的に感じました。物語の鍵を握る俳優・高槻を岡田将生さん、家福の亡き妻・音を霧島れいかさんが演じます。幾重にも重なる物語が混在一体化し、それが多言語演劇「ワーニャ叔父さん」とも調和する何とも不思議な感覚を味わえました。村上春樹氏の原作をさらに村上春樹ワールドへ昇華させたような作品にて、脚本・演出の妙を感じられずにはいられません。ここのところ娯楽映画やミステリー映画を好んで鑑賞していた自分にとっては、あらためて刺激的な作品と感じました。

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