今日の夕方、ジャズさんを緊急手術した。
脾臓に出来てた腫瘍が破裂して、腹腔内に出血してしまった。
破裂した脾臓全摘出と、腹膜に転移していた腫瘍も目視出来た範囲で切除。手術は約1時間半で終わり、その30分後には麻酔からも覚めた。
とりあえず一命は取り留めたけど、細胞レベルでの転移がどこまで広がっているのか…?これからも予断は許されない状態。
ブーさんが逝ってから元気が無かったのは、寂しさもあったのだろうけど、本当に具合が悪かったんだね…また気付いてあげられなかったよ…。
ジャズ、そしてブルース、本当にごめんね。
今朝までは元気だった。元気と言っても以前の元気さではなく、快食快便で散歩の時も早足で歩いてくれてた程度で、全速力で走るって事はなかったけど。
それが少し早めの夕方の散歩に行こうと、玄関を出た時に後ろ足がもつれたのが目の端に映り「?」と思い、ドアを閉めて振り返ったらうずくまっていた。
真っ先に思い浮かんだのが熱中症。弱めにエアコンは付けてたけど、かなり湿気があったから、多分そうじゃないかと思いスグに全身に水を掛け、同時に水を飲ませてあげた。
ゴクゴク飲んでくれたし、足取りも元に戻ったので一安心したが、念のために口の中を見ると、歯茎が真っ白になっていて「只事じゃない」と思い病院に急行。
先生は触診をするや否や「腹水が溜まってる。スグにエコーを撮りましょう」と言われ、「水を大部飲ませたんですけど…」と知らせたが、「そんなんじゃないです」と全否定された。
準備している間にお腹に手をやるとプックリと膨らんでいた。
ジャズをエコー室に移した2、3分後、一枚の写真と血液の入った注射器を見せながら「内臓…たぶん脾臓ですが、破裂して、その血液がお腹に溜まっています。今すぐに手術をします。緊急を要しますから麻酔のための予備検査もしません。出血もどれほどのものか分かりません。こんな状況ですので、そのままと言うこともありますがよろしいですね?」と言われた。
首を縦に振るしかないよね…。
大きく息をしながら承諾書にサインをした。
その後、先生に「ジャズ君の顔を見て行ってあげて下さい」と言われ、診察台に横たわっているジャズの顔を覗き込む。「頑張るんだよ、ブルース兄ちゃんが守ってくれるからね」と言いながら頭を撫でると、尻尾を振って応えるジャズ。
それから1時間半後、手術室に招き入れられ、摘出した脾臓と吸い出した血液を見せられ「まだ麻酔から覚めないので何とも言えませんが、手術は成功しました。これが取り出した脾臓ですが、所々に腫瘍が見られるので悪性かも知れません。ただかなり小さい段階で破裂しているようです。出血もこれだけ吸出しましたが、全量を取ったわけではありません。逆に弊害があるので少量は残してあります。麻酔から覚めたらまたお呼びします」
また30分後、「麻酔から覚めましたよ。会ってあげて下さい」と入院用のケージで対面。眼元はしっかりしているが、まだボーとしてるのだろう頭を左右に振りながらケージに鼻先を擦りつけ、その後立ち上がろうとするが、まだ立てるまでは覚めていないようだ。
再度詳しく説明を受けると、「輸血を50ccを受けたが貧血と血小板の数値がギリギリのレベルなので成分血液を輸血する。全摘出した脾臓以外にも腹膜にも腫瘍が有ったので、目視出来た範囲は切除した。
今回は成功したが、転移しているかも知れない腫瘍に関しては、今後も再発の恐れがある。」だった。
母様が言った「ジャズ…ブルースのお骨を拾う時にジーっと見てた。ブルースに会いたいのかも知れないね…ブルースに『来るな!』って言ってもらわないとね。」
ジャズ約束したじゃん。ブルースの分まで長生きしろって!
約束守れよ!