昨日のお散歩デビューに続くドッグランデビュー。
食後だったが車で10分ほどの場所なのでリバースはしなかった。
開門時間より早く着いてしまったが、係員さんのご好意で待たずに中に入れてもらった。
慣れさせる為にリードを付けて1周りさせた後に、どんな反応を示すか?ワクワクドキドキしながらリードを外す。チョロチョロするものの人の傍から離れようとしないSoul。脱兎の如く走り出すかと思ってたのにな〜んか拍子抜けだった。
それならばと、何処に行っても某ブルースのよう(笑)に勝手に遠くに行かないように、人の後を付いて来る訓練に予定変更。人間が不規則に歩き回ってそれに付いて来るリーダーウォークで服従心を養わせる事にした。
離れた所で係員さんがベンチやテーブルの掃除をしていたので、人間大好きなSoulは途中でそちらの方にすっ飛んで行くだろうと予想していたのに、これまた1mほど後をヨチヨチと付いて来てくれた。
その後はボールを使ってのレトリーブの練習。投げた物はしっかりと取りに行くし、持ち帰ってもくれるのだが、5回ほど続けると人の直前でカーブしてカジカジを始める…。
「Souちゃん…君はレトリバーでしょ!シッカリ仕事しなさい!それにレトリーブはディスクの基本だぞ!」
兎に角Soulときたら、3ヶ月とはいえ飽きるのが早過ぎる。ブルースは勿論、あのジャズでさえヘトヘトになるまで捕って戻って来たのに…。
『比べたらいけない!』と自分に言い聞かせるのだが、ブルースとジャズの姿がよぎる。
一通り訓練兼遊びをさせて一休みしていると、1歳半のコーギーが中に入ってきた。
ここでもちゃんと挨拶も出来て、2頭で仲良く追い駆けっこをして遊んでくれた。
正確には、遊んでくれたというより完全に弄ばれていた(笑)
まだヨチヨチ走りのSoulにはコーギーに追い付けない。ジャズ譲りのショートカット作戦を駆使してもだ…。
オマケにジャレ合いでは体の小さいコーギーに馬乗りになられちゃう始末。
と、ここまでは順調だったのが何頭目かに登場したゴルに洗礼を受ける事になる。
入ってきた時にジェントルリーダーを付けていたので一瞬嫌な予感がしたのだが、そのままにしておいたら挨拶に行ったSoulは急襲攻撃に遭ってしまった。
2度3度と転がされ腰を引き擦りながらフェンス際に逃れるSoul。
「キャイ〜ン!キャイ〜ン!」と大声で泣き叫び、走り寄ると尻尾は中に入り体をブルブルと震わせている。
背中に手を添えて胸元を軽く叩きながら「落ち着け」となだめるが、その間も「キャイ〜ン!キャンキャン!」と泣き続けている。
外見からは血も流れていないし、足や首にも噛まれた形跡のヨダレも付いていない。僅かに背中に2箇所のヨダレだけだった。
おそらく突然の攻撃にパニックに陥ったのだろう@腰抜かしのオマケ付き(笑)
相手の方は申し訳無さそうに謝ってくれたし、ジャズさんの健在当時はウチが相手の立場だったから「怪我もしてないし、依然居たウチの子もそうだったから気にしませんから」と笑って許した。
聞けば、その子はウルサイからと捨てられたのを里親として引き取ったのだが、その時から人間には良いがWanには攻撃的な為に、少しでも仲良く出来るようにと他のWanと触れ合う機会を与えているのだと言う。
ウチもジャズさんには苦労させられたから気持ちは良く分かる。
つうか、そんなウチだから良かった。もし他の家でそれも3ヶ月のWanがこんな目に合ったらきっと激怒すると思う。
その後も飼い主さんと話しをしたり行動を見ていたけど、ジャズさんのように見境無く攻撃するわけでもないし、家族が大好きなヤキモチ焼き屋さんだと分かった。
ジャズさんも家族が大好きな子だった。その気持ちが余りにも大き過ぎてあんな問題行動に出ちゃったんだろうな。
ゴルなのにフレンドリーでないというのは重大な欠陥ではあるけれど、そこまで家族思いの子というのも愛おしい。
一度は途切れかかった命を救ってくれた今の飼い主さんにあんまり気苦労させないようにするんだよ。
そしてこれからも家族を愛してあげるんだよ。

写真だけならイッチョ前のディスクドッグのSoul。