我が家がディスクを始めたきっかけは以前にも書いた。簡単に言ってしまえば「如何に楽してWanの運動をさせるか」だった。
当初は漠然とWanを飼う事は決めたものの、どんなWanをどんな目的で飼うとは決めていなかった。
Wanを飼うには楽しみと苦労が伴う。ポジティブな母様は何はともあれ大型犬を希望し、ネガティブな私は手間の掛からなそうな小型犬が希望だった。休みの度にペットショップやブリーダーを訪ねては「あ〜でもない、こうでもない」と平行線の話し合い。
そんな二人の前に忽然と現れたのがブルースだった。
午前中に初めて出会い、気が付けば午後には我が家でウロチョロしていた(笑)
Wanを飼う以上、食餌や下の世話は当然覚悟していたが、手入れや散歩、運動にはそれなりの気構えが必要になってきた。果たしてこの先、毎日来る日も来る日も欠かさずに出来るものなのか?
ポジティブ母様は「なろようになる」とお気楽。
ネガティブな私は「出来るかなぁ…不安だなぁ…でもやらなきゃ」と不安に駆られる。
仔犬時代の数ヶ月を我が家で過ごし、その後は4ヶ月の訓練所生活。8ヶ月で戻ってきた時にはほぼ成犬の体格に育っていた。
朝の散歩はチャリ引き、夕方はチャリ引きでWanが集まる公園で運動をさせた。
ここで人間が楽出来るボール投げを発見。その後はボール投げじゃ在り来たりだからとディスクを教えるようになった。
習慣とは恐ろしいもので、あれほど不安だった運動も人間の方が率先してやるようになり、大会に出るようになってからは、夜が明けるか明けないうちに起きて会場に向かうという、如何に楽をするかとは縁遠い生活になってしまった(苦笑)
そしてSoulの登場。彼はブルースやジャズと違い、ウチに来る前からディスクドックに育てたいという夢が託されていた。
が、しかし、生まれ持っての甘え上手な彼は人間やWanは大好きだけど、飛んだり跳ねたり走ったりするお遊びには中々興味を示さない。
その結果、どうにかして興味を持たせようと、人間の方が息を切らせながら飛んだり跳ねたり走ったり…。
楽をしようと始めた事が、いつの間にやら疲れる事になってしまった。
そんなに疲れるんだったら止めりゃ〜イイのに、止められないんだなこれが!(笑)