久々のライブやっぱヨカッタァ。
相変わらずの野太い声が体に響き渡ってきた。
10曲+アンコールの計11曲。
ピアノ&ギター、ギター&ギターのシンプルな楽器と歌声だけで魅了させてくれました。
普段も殆んど歌わない「魂の風」はやはり聴けなかったけど、アンコールで歌った「千の風になって」がその代役を果たしてくれた。
共に魂が風となって大空を吹き渡っているという内容にホロリときたなぁ。
まぁ欲を言えば、ホールなんかより昔ながらのちっぽけなライブハウスの方が似合ってる。
当時は小さな会場に、今風のお兄ちゃんやお姉ちゃん、ロマンスグレーのおじさんおばさんが肩を並べて聞き入ってたのに、今は新宿コマに居そうなおばさんとおじさんばかりになっちゃった。
某ニュース番組のエンディング曲に使われてから、客層がガラッと変わってしまった。
なんて言うのかな?必要以上に覚えてもらおうみたいな人が多くなった。そして一度覚えてもらうと、より食い込もうとする。
だから当時よく見掛けた人達は嫌気が刺したのか?足が遠退いてるような気がする。
昔はそんな事をしなくても、ステージから一人一人の顔が良く見えたから必然的に覚えてもらえたのに…。
私の持論で「ブームになると廃退する」というのがある。
今まで知る人ぞ知る存在だったのが、ブームに乗っかって入り込んで来た人間が好き勝手して今まで支えてきた人間を押し出し、そして表面だけかじって「こんなもんか」と去って行く。そうなるとブームになる前より廃退してしまう。
新井英一の場合、新たにファンになった人が控え目に根付いてるのだが、ほんの一握りの人間が我が物顔して、こちらとしては「なんだかなぁ…」な気分にされてしまう。
まぁ、私と母様にとっては心に訴え掛けてくる歌声が聴ければ良いわけで、これからも陰ながら応援していきたい。
今まで心を支えてくれたし、今回もブルースとジャズの風が感じられ、Soulとの新たな歩みを応援してくれるようなライブを堪能させてもらった。
Soulよ。
二人の兄貴は体全体で新井英一のようなライブを演じてくれたぞ。
お前もいつの日かお前のSoulを魅せてくれ。