Wanと暮らしていく上で、常に飼い主がイニシアチブを握ってなきゃいけないのは分かっているし実践してるつもりだけど、遊びに関してはWanが握ってくれても良いんじゃないかと思う今日この頃。
別に最初から最後までWan主導って事じゃなくて、最低限のコントロール以外はWanが自発的に遊んでほしい。
やる気の無い子に対して無理矢理遊ばせようとしても、Wanも苦痛だろうし、それを見ている人間もテンションが下がる。
何事かに興味を持たさんがために飼い主が必死にハイになったとして、冷めた目で「ハァ?」って顔されたり「ダルイなぁ」なんて態度をとられてチンタラされた日にゃ、ラテンの国から一気に北極あたりに瞬間移動させられた気分になる。
Wanが本当に遊びたいのなら、飼い主が素振を見せただけで「うをぉぉ〜〜!遊ぶぞぉ〜!」ってなテンションでハシャギ回ると思うのよ。
で、「もっと!もっと!!」としつこいくらいに催促する。
そして頃合を見計らって「もうお終い」と制するくらいが一番なんじゃないかと。
これが訓練とかアジとかディスクはディスクでもフリーなどだったら、最初から最後まで飼い主が指示(コマンド)を出して、それに従わせなきゃダメだろうだけど、ただの遊びやディスクのディスタンスとかならWan主導でも全然構わないと思う。
元々我が家はWanと何かをしたいからWan(ブルース)を飼い始めたわけじゃなく、ヤツの底知れないエネルギーを如何に人間が楽して発散させるためにディスクというものを始めた。
ディスクに限らず、遊んでいる時のヤツの目はキラキラと輝いていた。
その目を見ているうちにコッチまで楽しくなってディスク三昧の日々が続いた。
ブルースと旧SHJのスーパークラスに出ていた僅かな期間。
ゲーム中の私の叫び声を「雄叫び」と称されていたが、それもこれもヤツが本能の赴くがままに走る姿に自然と高揚したからで、ヤツのテンションを揚げるがために発した声ではなかったような気がする。
勿論、ヤツがハイになることによって人間もハイになり、それによって更にヤツがハイになるといった相乗効果はあっただろうけど、ゲーム中のイニシアチブは全てヤツが握っていた。
今思えば、スタートダッシュからキャッチ、戻り、受け渡しに至るまでヤツに教えたものはひとつも無い。(投げるのを見てから走り出すジャズにだけはスルーを教えたけど)
全てヤツが率先してやってくれた。
スタートの「アイゴー!」(ハイ、GO)から始まり、途中の「GO!GO!GO!」とか「キャッチ」「来〜い!」「ハック!ハック!ハック!」(早く!早く!早く!)はヤツの動きを見ての後付(笑)
そのスタイルを今のSFに当てはめようとしたところで無理が生じる。
エンジン全開でローのまま走るとか、アイドリングでトップギアにぶち込むようなものだもん。
スグにぶっ壊れるさ。
いや、もう壊れたかな?
オーバーホールをして今まで以上にパワーのあるエンジンになったらまた走り出せば良いし、今までと同じならそれに見合った付き合いをしてやれば良い。
我が家に限っては「卵(Wan)が先で鶏(飼い主)が後なのだから。