前々回の記事で狩猟犬のHPの参考にしてる。なんて書いたけど大した事はしていない。
でも目からウロコだったのが『基礎訓練がとても重要』だという事。
やはり狩猟の世界でも生半可な訓練だけでWanを猟に出す人が多いんだとか。
で、その先にあるのは事故…
同じ狩猟犬でも獲物をポインティングしたり、レトリーブする鳥猟犬は温厚そうなイメージなのだが、猪等の獣猟犬になると基本的に気が荒いので、山(猟場)ではぐれてしまった後に人里に下りて来て一般の人とか飼い犬だとかを襲ったりするんですと。
だからそうならないように基礎訓練はもとより、万が一に備えて発信機とかを装着して速やかにWanの回収をするように努めてるんだって。
それから比べればSoulの脱走なんて可愛いものだけど、弾みって事もあるし今更ながら気を引き締めて基礎を入れなければと思った。
で、狩猟犬の訓練に話を戻せば、例え一人前になっても基礎は欠かさないらしい。
狩猟を真面目にやっている人ほど実践訓練より基礎訓練に力を入れてるそうだ。
その人の言葉を借りるなら
「私達が犬を訓練する目的は、大きく言えば、ここでは優秀な猟犬を作ることです。
優秀な猟犬を作る事とは、指示によく従い、獲物をよく見つけ、よく追い、よく獲らせる。
ゲ-ム以外には絶対に行かない、従って回収も良い、そんな猟犬を訓練によって必然的に
作る事です。
その最終目的を達成したいが為に、目に見える基礎訓練を繰り返し行なっているのです。
そして、上記した優秀な猟犬を作ることに、基礎訓練を関連づける」
猟犬の部分をディスクドッグに変えれば、そのままスポーツドッグに当てはまる。
つくづく『ゲームが出来るようになれば基礎も着いてくる』と思っていた自分が甘かった。
それでどんな事をやってるの?
と聞かれると、最初に書いたように大した事はやってない…
それでも一番力を入れてるのは「待て」と「来い」
そのやり方が変わっていて、これまでやってたのとは正反対なんだわ。
私がしていたのは、「待て」でリードを緩め「来い」で軽くリードを引きショック(合図)を与えるのに対し、「待て」でリードを張り「来い」で弛める。
「待て」の際にも顎の下をリードの金具で軽く叩くのがコツとか。
そう言えば、Wanを引き寄せようとしてリードを引っ張ると頑なに動こうとしないWanを見掛けるけど、そんな習性を利用しているのかな?
確かにSFもこのやり方の方が反応が良くなった。
他には??
…いや…これだけ(汗)
強いて言えば、昔にFunkの実家から聞いたり躾の本にも書いてあったもので、
伸ばした両足の上に仰向けに寝かせ、声を掛けながらお腹を撫でるくらい。
これって主従関係の確立とか修復に役立つらしい。
コツはいくら暴れようがしっかりと押さえて、大人しくなるまでやり遂げる事。
SFは大して暴れなかったけど、尻尾がクルンと股の間に入ってた(笑)
でもリラックスしてくるとダラ〜ンと床に垂らして気持ち良さそうにしてる。
応用編では、中間に誘惑のボールを置いたり転がしたりして「来い」をさせたり、「待て」をさせてからボールを投げ、「持って来い」で途中まで行かせてから再び「待て」そのまま「来い」で手ぶらで戻らせたり。
今のところSoulは頑張ってる。
時にに誘惑にも負けるけどノーリードでこなす事もある。
ただ…最難関の周りに他のWanが居たら…試す勇気がない。
でもねぇ、けっこう褒めれれる機会が多くなったよ。
つか今まで「出来て当然」とばかりに大して褒めてやらなかったし、たとえ褒めたとしてもワザとらしくて心が籠もってないのを見透かされてた。
「褒める」事って「認める」事だよね。
早くディスクで褒めてあげたい。