すまん、証拠の写真が無いことにチト大袈裟に言ってみたんじゃ。
でも、マジで大きかったんじゃ!
これまでも、その手の施設で大きな蛇を見たことはあったんじゃが、生活圏の中であんな大きな蛇を見たのは初めてじゃ。
それは先週金曜の夕方の事じゃった。
SFのチャリ引き散歩にと選んだのが「国分川コース」じゃ。
我が家は住宅街と工業団地が隣り合わせの場所にあるのじゃが、数km足を伸ばすと国分川という川と、畑が広がる長閑な光景が見られるのじゃ。
この国分川。昔はコンクリに囲まれた用水のような姿だったそうじゃが、大雨が降ると氾濫し水害をもたらす川でもあったそうじゃ。そこでコンクリの壁を取り除いて川幅を広くして、今では人口なのに自然っぽい川に生まれ変わったんじゃ。
だからと言って、お世辞にもキレイな川とは呼べないんじゃが、両岸には遊歩道が伸び、川面には野鳥も集まり、人やWanの散歩には格好の場所なのじゃ。
で、その遊歩道に入って暫く進んだ時じゃった。なにやら道の真ん中に(〜〜〜)な形の物体があったんじゃ。
『?』と思いチャリを止めた瞬間に『ヘビ?』と確信したのじゃ。
青味がかった長さ1.5〜2m、太さ4cmくらいの、それはそれはキレイな蛇じゃった。
それが道の真ん中に微動だにせず鎮座しておったのじゃ。
思考回路が停止し、ただただ見詰めるしかできなかった私の横を通り過ぎようとしたお爺さんも、固まっている私の視線の先にある物体に気付き発した声が
「おぉっ…」
我に戻った私も
「デカいっすよね。青大将ですかね?」
(注:別に青いから「青大将」なのではなく、色は個体によって様々)
「犬が見つけて止まったの?」
「いや、そういうわけじゃ」
(SFは全く気付かずノホホンとしていた)
すると、そのお爺さんは足をバタバタと踏み鳴らしながら、一歩一歩 蛇に近づき追い払おうとしたのじゃ。
それに気付いた蛇は、頭をムックと持ち上げたかと思うと、クルリと180度向きを変え川の草むらの中に悠然と消えて行ったのじゃ。
青大将は毒蛇ではないのじゃが、何かの弾みでSoulやFunkが噛まれても可哀想なので、今後(冬眠する冬場まで)散歩コースから外そうか迷ってるところじゃ。
長閑でWan以上に人間が息を抜ける憩いの場所なんじゃがのう。