仕事帰りにホームセンターに立ち寄った時の事。
向こう側から微かに見覚えのある人が歩いてきて、その人も私の顔を見てニッコリ笑ってた。
『おぉっ!?マアレだ!』
かれこれ10年ほど前、BJと毎日通っていた公園(ゴル・ブームだったせいで他にも常時4・5頭のゴルが集まってた)でよく遊んだゴルの「マアレ君」のお父さんだった。
丁度ブルースとジャズの間の年齢だったので良い遊び友達だったのだが、ある日、些細な事でブルースとケンカになり、それ以来、お互いがよそよそしくなり、常に一触即発のギクシャクした関係(Wan同士がね)になってしまった。
その後、我が家は大会に出始めたのを期に、練習のためのより広い場所を求めて某霊園や河川敷へと遊びの場を変えて以来、すっかり会わなくなってしまったのだった。
ただ、マアレのお父さんは仕事中にSFの散歩姿を見掛けていたそうで、
「Wan達、元気そうだね」
「マアレも元気?」
「ウチのも元気だけど、13歳なので流石にヨボヨボになってきたよ。でもブルースとジャズは元気だねぇ」
「?…!! あぁ!あれは2代目。今年で3歳と2歳だから。ブルースとジャズは3年前に相次いで亡くなったの」
「そう、どおりで元気過ぎると思った。そうかぁブルースとジャズは亡くなったんだ…
3年前だと10歳前後かぁ、周りでも10歳くらいで皆亡くなったよ」
ざっと、こんな感じの立ち話をして別れた。
そうかぁ…あの頃、一緒に遊んだゴル達は虹の橋を渡ってしまい、残ったのはマアレだけになったのか。
淋しい反面、マアレが今も元気に暮らしているのを知って嬉しかった。
改めて、ブルースとジャズに縁のあったWan達がいつまでも元気に長生き出来ますように。