代替え給餌器を買ってモルヒネも貰い、また頑張ろうと思った矢先。
夜の11時に外に出しフラフラしながらもトイレをさせミルクも飲ませた。お向かいさんが窓から「大丈夫?」と声を掛けてくれる。
寝かしつけると穏やかに横になり、人間も安心して寝床に入った。
突然ブルースが例の声で鳴き始める。時計を見ると1時を少し回っていた。
「ブルース大丈夫?痛い?苦しいけどネンネしよ」と声を掛けると鳴き止むが、目を閉じるとまた鳴き出す。
それを何度か繰り返すとブルースは静かになったのだが、その後1時間置きに甲高い声で鳴く。
人間同様に夜になると心細くなるのであろうか?
何とかしてあげたいけど、体を揺すって声を掛けるくらいしか出来ない。人間も寝入った頃に何度も起こされるジレンマで「いっその事、この手で楽にさせてあげようか」なんて頭を過ぎる。
人間の介護でも良く聞く話だよね。ちょっぴり分かる気がする。
無事に夜が明けて、ジャズを散歩させてる時にお向かいさんと会うと
「夜中に随分鳴いてたね」と言われた。夜になって涼しかったから窓全開にしてたんで、声が漏れちゃったんだろなぁ。
それにトイレは家の前の一箇所でしてるのに加えて、梅雨時の湿度の高い空気のせいで水で流しても微妙に臭う。
近所の人は「気にしなくても良いよ」とは言ってくれるけど…御免なさい。
散歩を済ませジャズにご飯をあげてから、ブルースに投薬と流動食をあげた。
今回は太目のストローに薬を挟み、喉元まで差し込んで反対側からフッと息を吹き掛けて完璧に飲ませられたし、流動食も溢しながらではあったけど作った分は飲ませた。ところが容器を洗おうと離れた瞬間、背後で「ゲボッ」って音が…全部吐かれちゃった@薬も。
慌てて薬を拾い上げ再びストローで吹き込み、水を飲ませたところで仕事に行く時間になってしまった。
ブルースには気の毒だが仕事に出ている間だけ気が休まる。何か有った時の事を思うと気掛かりだけど、その時はジャズが傍に居て見守ってくれてると自分に言い聞かせ家を出る。
終わり仕舞いの仕事なので、昼休みもそこそこに仕事を片付け家に帰ると、宅急便の不在票がポストに入っていた。
仲間の一人がブルースの為にと送ってくれた「レバスパン」という治療補助食だった(感謝)
今晩から数日これを食べて少しでも元気を取り戻して欲しい。