いよいよ東京公演が近づいてまいりました!
バーンスタインがニューヨーク・フィルと共に来日した1979年、「来年は指揮よりも研究休暇年にしたい」と表明
1980年4月、ボストン交響楽団(BSO)はその創立100周年を記念する作品をバーンスタインに委嘱しました。
それが今回演奏する「ディベルティメント」
バースタインは 15歳の時、BSOの定期会員だったそうで「管弦楽のためのディヴェルティメント」の献辞には「BSOの創立100周年を祝し、愛を込めて献呈」と書かれています。
このオーケストラの素晴らしい技量と、それぞれの楽器の特性を生かした記念アルバム的作品。
聴きどころはボストンBostonの頭文字Bの音と、100周年(centennial)の頭文字Cの音。
キーワードとして随所に用いられていますよ。
第一曲目のテンポも四分音符=100というちょっと中途半端なテンポ設定も100周年、そのため。
終曲ではおなじモチーフが四分音符=120の威勢のいいテンポでalla marcia!!(行進)中途半端・・・!! だった曲始めの「わだかまり」をすっきりと解決してくれる感じが爽快でたまりません!!
広上さんのディヴェルティスモンは のっぽさん、みにくいあひるの子、シガーの紳士にカクテルの似合う女性など様々な個性溢るるキャラクターが行列をなして登場し、まさに 人種のるつぼ アメリカ合衆国を反映した素晴らしい解釈。
チャイコフスキーやベートーヴェン、ボワイエルデュのパロディがあったり、に南米の野性的なダンスに社交ダンスなど、1作品で楽しめてしまう。お手軽なアメリカのサンドイッチみたい?

0