私は普段、仕事部屋に閉じこもってイラストを描いていますので、突然どこかへ出かけたくなります。パソコンで面白そうな所を検索してHPを調べ出かけます。それで先月、チョット遠いのですが群馬県のロックハート城へ日帰りドライブしてきました。
関越自動車道の沼田インターを降りて日本ロマンチック街道とよばれる山道へ20分ほど行く山の中に目指す古城は忽然とありました。結婚式等のイベントやテレビドラマのロケにも利用されていて話題になっているそうで、駐車場には観光バスも停まり、静かな山の中には見物人がたくさんいて驚きました。
1829年スコットランドに建設され存在していた城を俳優の津川雅彦氏と協力者達が1988年に入手し、当時のソビエト・ゴルバチョフ元書記長の承諾を得て、30個のコンテナでシベリア鉄道を経由して同年12月無事日本に運び、以来3年有余の紆余曲折と延べ15000人の建設スタッフにより幾多の困難を克服して1993年4月6日遂に群馬県の大理石村(高山村)に復元された。云々との説明がリーフレットにありました。
ヨーロッパの古城移築・復元は我が国で初めての事だそうで、日本に居ながら本物の城に実際に触れて入る事ができ感銘を受けた。アプローチから城の建物まで山の地形を生かし、敷石や石の階段等の雰囲気も良く、足元の枯葉がロマンチックな風情を醸しだしていた。お洒落なレストラン等やショップもあり、ゆっくり寛げるスケッチ・スポットだった。
何よりも感動したのは城が博物館になっていて、歴史的にも貴重な珍しい大量のコレクションに見飽きる事が無く時間の経つのも忘れそうになるほどでした。


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