私の住んでいる富里市はスイカの名産地で、毎年初夏に雨天でも開催され
るビッグ・イベントに「スイカロードレース」があります。ランナーはコース途中
の「給スイカ所」のスイカで喉を潤しながら走り、ゴール会場でもスイカ食べ
放題で、入賞者20位までにスイカがプレゼントされるユニークな大会です。
さらに、その参加ランナーとボランティア全員に特製記念Tシャツもプレゼ
ントされる。そのTシャツのデザインをする事になったのですが、いきさつは、
地元での個展が機会で来年度のデザインを教育委員長から頼まれたから
なのです。その依頼最中に、私の脳裏には赤と緑のスイカには原色の黄色
が良く似合うと、最適なTシャツの色イメージが直感で浮かんできたのでした。
教育委員会から過去のTシャツも数点見せていただきましたが、赤色、灰
色、と圧倒的に多いのが白色で、今年も白色の吸汗速乾繊維のTシャツで
した。来年は明るくウキウキするような愉快で目立つデザインにしたいと思
い、楽しく走るインパクトある真正面向きのスイカキャラクターのデザインと
その他に、ロゴタイプ文字のデザインなどを仕上げ、制作続行しています。
ところが実は、すでに地元JAの愛称「とみちゃん」のキャラクターがあり、
笑っている目と口を付けたスイカが頭の少しふくよかなスイカ人間の商標
で、輸送箱などにも印刷されて普及し、今までのTシャツにも今年も含めて
何度か使用されている。スイカは農産物なのでJAのキャラクターは当然だ
が、この参入障壁に新スイカキャラクター選出の可能性はあるのだろうか。
私の考案したスイカキャラクターは人間ではなく、スイカそのものに手足を
付けて、スイカの赤く大きく開いた切り口がそのまま笑っている口になって
いるアイディアです。デザインコンセプトは、『活気あるお祭り気分!』です。
今年は第26回めになり参加者数は13,014名だったそうです。招待選手
として、第57回ボストンマラソン優勝者の山田敬蔵さん、佐倉アスリート倶
楽部、日本大学陸上競技部、昨年の全国高校駅伝大会に出場した富里高
校陸上競技部の皆さんや芸能人も一般ランナーと一緒に力走したそうです。
私はスイカが大好物で、毎年梅雨前の早い時期に直接生産農家から購入
して食べています。晴れて和やかな来年度のイベント成功を願っています。

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