東日本大震災と原発の被害を乗り越え、
一日も早く復興できますよう日本再起お祈り申し上げます。
ついに一年経ってしまった。
昨日は天皇陛下と皇后陛下様ともに現地で震災一年の
お言葉をのべられました。
あれ以来、人との絆が深まった。
本当に大切なものが分かったような気がする。
いまだに被災地に残っている瓦礫、日本国の恥だと思う。
放射能に汚染された子供たちの将来が心配です。
子供の頃は筆箱にいつもナイフが入っていた事を思い出した。
文房具として鉛筆を削るための安価な折りたたみ式ナイフですが、
火鉢の縁からナイフで鉛筆を削り、木くずが燃えて良い香りがした。
模型飛行機などを作るために木の棒や竹ヒゴを削ったり
様々な工作などで何度か誤って指に切り傷をつくったが
そのナイフは懐かしい思い出の肥後守(ひごのかみ)です。
しかし、全国に拡がった刃物を持たない運動により
いつのまにか鉛筆削り器やカッターナイフになってしまった。
もちろん、ナイフは犯罪や危害にも用いられる危険な道具なので、
銃砲刀剣類所持等取締法と軽犯罪法等で規制されている。
その銃刀法で定めている刀剣類に該当しないカスタムナイフや
カッターナイフと包丁などを自宅や居室内で使用するために
持つことに規制は無いが、持ち運びの理由によっては
軽犯罪法が適用され違法になる。
刀剣類は武器などの実用品でなく美術品として
デザイン保存のための製造と所持が許可されている。
模造刀剣類でも理由無く携帯し、マイカーの中にあれば違法になる。
運搬する場合は宅配便などを利用して送り、
安易に所持、携帯や持ち運び等しない方が良い。
護身用の短刀に護り刀ともいう懐剣(かいけん)がある。
室内など打刀や長脇差など大刀の使用が制限される場所で緊急用の
護身に使う武器であるほか、切腹に用いる道具でもある。
女性の婚礼衣装の打掛を着るとき帯にさす護身用の短刀で、
現在では扇に代用されているが、
いざというときは、自分で自分の身を守り、
貞操を汚されそうになったら自害する意味があるらしい。
剣は大昔から神の宿るものとして神聖視され、
多くの儀式で魔除けのお守りとして用いられてきた。
婚礼においても、
懐剣は新たな人生へと旅立つ花嫁を様々な災いから守り、
無病息災を祈る役割とされた。
この絵は1990年船戸与一「猛き箱舟3」集英社文庫カバーイラストで
描かせていただいた時にデザインしたナイフをリメイクした絵ですが、
そのブレードにエンドレス・ノットの文様を描き加えた新作です。
エンドレス・ノットは永遠の結び紐といわれ、
初期ケルト人の装飾にある永遠という概念を表わす終わりない文様。
八つの吉祥文、八つの栄光の印とよばれ
病気や早世から守る不滅を表わす連続体文様の護符です。
ヒマラヤ高地の北ネパールの家屋の戸や窓の内側に吊るされて
住居に侵入する悪い精霊から病気や死を防ぐお守りです。
中国に起源がある曼荼羅として瞑想に用いられ、ネジレと回転が作る
八つの空間文様は仏陀の体内と瞑想を優雅に表現したものです。
幸運を切り開く魔除け刀の絵なら気軽に所持所有しても大丈夫ですネ。
怖い蛇のモチーフですが、ご覧いただければ幸いです。

「Endlessknot」Copyright(C)2012 AoiFujimoto. All Rights Reserved.

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