これって霊感かも
じつは依頼されたとき
奇想天外な話しなので
どのように描けば良いのか
イメージが全く浮かばず
面食らってしまったが
とりあえず注文どおりに
描き始めると奇妙にも
何かに助けられるように
次々と絵がひらめいて
三点とも瞬く間に決まり
ブレずに制作進行でき
運が良かったのだと
ありがたく思った。
師走の今日発売された
月刊ムー誌1月号
141Pからの2色刷り特集に
描かせていただいた
イラスト三点のことだが
制作途中のラフを提出後
締め切りまで余裕があり
さらにディティールを
加筆するつもりが
意外にもOKが出たので
ひき際にこだわらずに
進行の勢いにまかせて
早々に送信し納めた。
おおよその内容は
1871年に出版された
SF小説のことで
地球内部に先進的文明の
夢物語みたいな機械的で
無機質な都市があり
そこに彷徨い込んだ人と
異世界種族との物語だ。
圧倒的な科学技術を持つ
ヴリル=ヤとよばれる
地底社会はヴリルという
革新的な超エネルギーや
自動人形を自在に使い
争いや貧富の差もない
理想的ユートピアであり
その神秘的な科学や思想と
無尽蔵のヴリルパワーは
のちにヒトラーが率いた
ナチズムの思想に
影響を与えたようだ。
それは「来るべき種族」
原題"The Coming Race"という
イギリスの政治家で小説家
エドワード・ブルワー
(1803年〜1873年)
初代リットン男爵の小説だ。
未来を予知していたような
卓越したテクノロジーは
トランスヒューマン
(機械に融合した人間)など
今まさに到来しつつある
AI(人工知能)が社会を
変えようとしている現実と
地球や月などの内部に住む
超人類の種族が地上にUFOで
現れ来るかもを暗示させる。
著者の小説は明治時代に
「ポンペイ最後の日」など
多くが邦訳されたそうだが
当時からこの作品は未訳で
愛知県立大学外国学部の
小澤正人教授がこのたび翻訳し
単行本として出版され
それを紹介する記事だった。
世界の謎と不思議に挑戦する
月刊超常現象専門誌
「ムー」2019年1月号は
金運財運上昇の豪華付録付き
面白い記事満載で本日発売!
詳細はぜひとも本誌を
ご覧いたたければ幸いだ。
http://gakkenmu.jp/mu/17812/
今年も大変お世話になり
ありがとうございます。

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