いつものようにFacebookを開き
ある投稿に愕然とした。
昨日1月29日に作家の橋本治さんが
肺炎で逝去されたとの訃報で
大変にショックだ。
橋本治さんとは
1970年に有楽町の画廊
ガレリア・グラフィカで
彼と林正巳さん私とで
三人展を開催する
ことで知り合った。
橋本さんは後に
小説、美術、社会評論で
幅広く執筆活動した作家だが
当時はイラストレーターも称して
東大駒場祭ポスター
タッチの掛け軸絵などを
三人展に出品しておられた。
今はあのポスター絵を
プリントしたTシャツを眺めながら
独特な話され方や
器用に編み物されている姿を
思い出し橋本さんを偲んでいる。
新潮学芸賞を受賞された時も
記念の風呂敷と扇子をくださり
流石に既成の枠に収まらない
個性的な橋本さんらしい
お配りの品に感服し
使用できず私の宝物だ。
1997年ごろに連載された
芸術新潮誌の
「ひらがな美術史」や御著書の
「宗教なんかこわくない!」を
感動しながら拝読していたが
それで益々ファンになった。
以前に仕事の用事で
東京都内を車で走っていた時も
ご自宅の代々木のマンション
付近を通る度に
橋本さんを思い出していた。
体調が思わしくなかったとのこと
私も同世代なので非常に残念で
心からお悔やみ申し上げ
ご冥福をお祈り申し上げます。合掌
写真は三人展での橋本さん(中央)と左の私、

そして橋本治さんの記念品。

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