「あ〜。オモシロかった・・・」 <(^.^)> ♪〜 ・・・と言いながら、いつか死んでいきたい。
『わが家新聞』の「こだわりの毎日」欄です。
2020/3/16
花粉症のせいか、
運動不足のせいか、
どうにも、寝苦しい日々が
続いている。
加齢によるものか、
CKD(慢性腎臓病)のためか、
はたまた、敏感膀胱のせいか
知らねども、2時間おきの頻尿で
目が覚める。
広告類には多く
「頻尿でお悩みの方へ」
と様々な漢方やらがあるが、
試してみたいとは思わない。
さる睡眠の大家のドクターが、
中途覚醒しても、
二度寝できて熟睡できれば、
ノープロブレムだと言う。
ただ、ここん処、
夜10時頃には入眠し、
朝方4時頃には目が覚めてしまう。
「目が覚めたら、朝」
ということにしてるので、
もう、とっとと起きて
朝刊、朝食、コーヒー、
にしている。
そして、まだ暗いうちから
ブログを書き始める。
それが、
今のリズムだから、
仕方がない。
眠気が来たら、
その時、ちょい寝すりゃあいいや、
と思うことにしている。
きのうはお天気だったので、
二度目の「びっき沼」へ
フキノト採りに行ってきた。
こないだ、
ハンティング・スポットは
あらかた採りつくしたが、
数週間たったので、
また、新たな芽吹きが
あちこちに見られた。
初めて解かったのは、
南側斜面に向いたものは
黄緑で柔らかく手折りやすいが、
北側に芽吹いたものは
濃い緑のまん丸い形で
根が木本化して
なかなか切れなかった。
なるほどなぁ…と、
その生態も解り
勉強になった。
ギターで用いる
親指の爪が
カッター代わりになるが、
30ケもカットしたら、
帰宅後、その灰汁のせいでか
生え際がヒリヒリ痛み出して
抗炎症軟膏を塗りこんだ。
それでも、
天婦羅とフキ味噌にして、
けっこうな酒のあてと
おまんまの菜に
なってくれた。
山往きの前に、
ポストに注文していたCDが
届いていた。
楽しみに待ってたやつなので、
ワクワクしながら、
クルマん中で聴いてみた。
フラメンコギターを
習い始めた中一の頃、
先生から、
「日本にただひとり、
天才と言われるペペ島田という
ギタリストがいる」
と教えられたことがある。
スペインに留学して、
日本人で、唯一、
パコ・デ・ルシアの曲を
弾きこなせるギタリストだ、
というので、爾来、
ずっとLPやCDを探してきたのだが、
全くリリースしていず、
“幻の天才”と言われていた。
あらゆるメジャーデビューのチャンスを
断り続けて、ひっそりと清里に隠棲して
バイラオーラ(踊り手)の妻と
暮らしていたという。
まるで、ヒターノ(ジプシー)みたい(笑)。
それで、気の向いた時だけ、
ライヴやら来日カンタオーラ(歌い手)の
伴奏をやっていたという。
なので、カセットテープに
録音された貴重なライヴ音源を
デジタル・リマスタリングした
今回のCDは、ほぼ初音源に近く、
専門家の濱田ジロやんでなくとも、
「幻の夢のCD」ということになる。
ご当人は2017年に物故しているが、
なにせ、70年代、
クラシックギターの天才・渡辺範彦、
フラメンコギターの天才・ペペ島田、
と並び称されたほどの
名ギタリストである。
今でこそ、
技術的にはバリバリ弾ける
ギタリストはなんぼもおるが、
この人こそ日本での嚆矢である。
ドキドキ興奮しながら、
一曲目の音の出だしを待った。
新譜でこんなに
期待感を持って耳を澄ませたのも
久しぶりのことだった。
カセット音源を
リマスタリングしたせいか、
やや尖った生音で、
エコーやリバーブの
エフェクターを通してないので
決して耳障りがいいわけではなかった。
それでも、
音楽の創りは、
第一世代のリカルドや
サビカス、モントーヤに近く、
時折、パコのような鋭くモダンな
ファルセータ(メロディ/和声)を
交えていた。
傑出しているのは、
いかにもダンサブル、カンタブル…
すなわち、踊れる、歌える、
トーケ(演奏)なのである。
さすがに、
スペインで何年も
歌・踊りの伴奏をこなしてきて、
本場ヒターノから認められて、
スペイン名までつけられた人物である。
当時は、
来日した誰もがペペを
伴奏に選んだという。
なるほど、
現ギタリストにはない、
独特のアイレ(雰囲気)、
妖しくホンド(深い)な
ドゥエンテ(たましい)を
感じさせてくれる。
あぁ…
やっぱり、伝説のペペ島田は
フラメンコの天才トカオール(ギター弾き)
だったんだなぁ…と、
痛く納得した。
まさか、
中一の頃の憧れの
幻のギタリストの音楽を
還暦過ぎて聴けるとは、
夢にも思っていなかった。
長生きは
してみるもんである…(笑)。
朝起きにTVを付けてみたら、
あらま…桜前線も
ずいぶん早いことぉ…と、
ネボケまなこで眺めてたら、
なーんだ、コロナだった…。
我が家でも東京でも
桜が開花したので、
この時季、「さくら色」は
前線の北上かと思うやん。
「赤」だと強いからって、
柔らかな「ピンク」にしたんかなぁ…。
ほんでも、発熱のイメージだぞー。
カミさんの故郷「山形」は、
しぶとく、未だに、
緑色を保ってんなぁ…(笑)。
オセロなら、とっくに、
ひっくり返ってなきゃ…。
周囲を包囲されてるので、
時間の問題かもねぇ…。
致死率は約30人/1500人だから、
やっぱ2%になんなぁ…。
80代以上は20%越えだというから、
並のインフルと同じだわなぁ…。
⁂
「びっき沼」周辺は
前日のミゾレで
雪が積もってた。

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