「あ〜。オモシロかった・・・」 <(^.^)> ♪〜 ・・・と言いながら、いつか死んでいきたい。
『わが家新聞』の「こだわりの毎日」欄です。
2020/9/14
きのう
親友のYからメールがきて、
朝日新聞のコラムに
「修好みの記事があったから…」
と画像を添付してくれた。
見たら、
河合センセの
エピソードが載っていた。
ずいぶん昔に
エッセイ集で読んだ記憶があったが、
いまのコロナ禍の時節柄、
お寺さんには
相応しいジョークかもしれない。
こういうウィットに富んだ
軽いハナシは、
講演会のマクラとかに
使えそうなので、
コロナ絡まりで引用してみようかと
思った。
のぞみはないが
ひかりはあります
言い得て妙なるフレーズである。
復唱したら
「こだまが返ってきた…」
はいいオチである。
東北新幹線なら、
さしずめ
「やまびこですね…」
となろうか(笑)。
日曜恒例の
街ブラ・ブランチに出かけ、
帰りにフルーツパーラーに寄って、
能登産の「ビオレソリエス」という
≪世界農業遺産≫になってる
高級“黒イチジク”を買ってきた。
なんと、
3ケで913円である。
ランチのカツ丼800円を
凌駕するトンデモ・セレブである。
ほんでも、
幼い頃から
イチジクには理屈抜きでの
偏愛があるので、
まだ未経験のセレブを
どうしたって味わってみたいやね(笑)。
丸ごと、ガブリとやるのが
いちばん野趣に富んで
美味い喰い方なんだろうが、
ここは、900円分楽しんで
モトとらなきゃ損だとばかり、
ボンビー根性丸出しで
フレンチ・デセールに仕立ててみた。
どうカットするか…
どうドレッセ(盛り付け)するか…
どのプレートを使うか…
頭を使うのも“苦(くる)楽しい”
遊びである。
結局、
フィグ・ノワール(黒無花果)には
プラ・ノワール(黒皿)だろうと、
潔くハーフカットにして
粉糖を敷いて、
モノクロの背景に
熟した果実の色を際立たせてみた。
「ドレッセ」とは
“装う”という意味もあり、
キレイなのは無論だが、
肝心の“美味しそう”が
伴わなきゃならない。
+アルファで、
アーティスティックで
“感動的”であれば
満点であるが…。
⁂
花弁型に切り開いたものには
ヴィンテージ・ポルトーを
ソースにしてみた。
もう、残り少なくなって、
底に溜まっていた
澱(オリ)も出して、
葡萄の果皮由来の
その苦みと渋みも
無花果の熟香と蜜のような甘味と
マリアージュさせてみた。
これはもう、
立派なフレンチ・デセールで、
〔1982年〕ヴィンテージの
ポルトーの40年を経た
時代の檻とまろみが
料理全体をキリリと引き締めて
高貴ささえ醸し出していた。
仰々しく、
ベティナイフとフォークで
更にカットしながら
しみじみと味わいながら、
(82年って、何してたっけなぁ…)
と懐古に浸った。
念願の女子高の教壇に立ち、
時に、Jkたちに
キャーキャー言われながら
生物と物理をおせーてた。
新卒後におせーた
看護専攻科の1年生は19歳で、
自分はまだ23歳だった(笑)。
なので、
その娘たちも、
ベテラン看護師を経て
そろそろ定年になる頃だ。
幸い、
教え子たちの奉職する病院に
入院するようなことはなかった。
1ケ300円もする無花果だが、
買うのにドキドキし、
鑑賞し、被写体にし、
調理し、正味し、
想い出も引き出せたら
トータルで十分に
元をとった気がした。
あ、そ、そ…
けっこうな
ブログ・ネタにも
なってくれたわい(笑)。
٩( 'ω' )و ヘヘ‥

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