「あ〜。オモシロかった・・・」 <(^.^)> ♪〜 ・・・と言いながら、いつか死んでいきたい。
『わが家新聞』の「こだわりの毎日」欄です。
2020/11/9
きのうは
R先生のお祝いの会で
久しぶりに三ツ星フレンチの
『ふくの季』で
デジュネ(ランチ)を
楽しんできた。
最近では、
マダムやシェフと
会食のメンバーに
笑って頂こうと、
パイロット・コスプレで
赴くことが多い。
そして、
マダムに
「機長、今日のフライトは
如何でしたか?」
と尋ねてもらい、
「福島空港の上空で
気流が乱れましてねぇ…。
ランディングに神経つかいましたぁ…」
なぞと、
愚にもつかない小芝居に
付き合って頂く(笑)。
きのうは、
帰りに、
「機長、運転にお気をつけて
お帰り下さい…」
と言われたので、
「あの・・・、そこは、
運転じゃなく、『操縦』って
言って下さい…」
と訂正させて頂いた(笑)。
・・・ってな具合に、
いい歳こいて、
バカな“ごっこ遊び”をしている。
時節柄、
「コロナ禍で、
全日空も大赤字で
大変ですぅ…」
という
新しい時事ネタも増えた(笑)。
ほんとは、
機長は「4本線」の肩章なのだが、
デザイン的には
「アディダス」ばりの
3本線の方が目に煩しくなくって
スッキリしてるので、
こっちを選んだ。
なので、
これでは「コーパイ(副機長)」
なのである。
話に夢中になって、
一品目のオードヴルを
撮り忘れて、
シェフに指摘されて
アッと思ったが
後の祭りだった。
なので、
過去ログから、
こんな感じの
「20ケ月熟成の
パルマ・プロシュート(生ハム)」
と「モッツァレラ」であった。
それに、
仙台で有名な
ブーランジェリーの
カンパーニュ(田舎パン)が
添えられていた。
独特の程よい酸味に
イタリア酸の名品が
よく合って、
快適なスターターであった。
ポワソン(魚介類)は、
シェフお得意の
『牡蠣パネ』。
片面のみに
香草パン粉を付けて
カリリとポワレしたもので、
美女お二方も
これには
「美味しいーっ!!」
と、超感激していた。
リーキ(ポロ葱)の
フリッツ(素揚げ)も
これによく合い、
ガルニ(付け合せ)の
カステルフランコと
ラディッキオ・プレコーチェも
ほろ苦みが佳きアクセントに
なっていた。
軽く塩を振っただけの
ナヴェ(蕪)のエマンセ(薄切り)も
素材のみの堂々たる直球勝負で
潔かった。
シェフは
30年来の自分にとっての
フレンチの先生でもあるので、
こういうプロのドレッセは
やはりお金を出して学ばねば
習得できないものであるなぁ…
と感じ入った。
この日は、
低予算だったにも関らず、
フランスはロゼール産の
『ジゴ・ダニョー』(仔羊の腿)の
最高のものを出して頂き、
三人とも、目がテンになるような
高貴で繊細な超美味を
味わわせて頂いた。
いつもながら、
シェフの素材を傷めない
超絶技巧の火入れには
脱帽してしまう。
供出する時間を逆算して
肉をアロゼ(溶けた脂をかける)
しながらリソレ(表面焼)し、
それから、オーヴンで
ゆっくり低温火入れと
ルポゼ(休ませる)して、
ようやく、この
ヴィアン・ロゼ
(最上のバラ色)状態となり、
肉汁と旨味が完封されるのである。
これは、
プロがお金を取って
何百皿と客に提供してこそ
習得できる職人技なのだろう。
素人が“おうちフレンチ”で、
一朝一夕にできる
調理技術ではない。
数多ある相当な有名店でも、
なかなかに、これほどの
セニャン(ミディアム・レア)
にお目に掛れることはない。
ムータルド・ソースに
付け合せの
ポム(馬鈴薯)も茸も
まことに結構であった。
オード/ポワソン/ヴィアンド(肉)
に続いて、“フレンチの花”でもある
デセール(デザート)には、
ご婦人方も目じりが
下がりっぱなしであった。
事前に、
シェフがタイ産の
稀少な高級バニラの鞘を
もってきて下さり、
各自手に取って
臭いを嗅がせて頂いた。
それは、
スーパーにあるような
萎びたものとは別物で、
パンパンに膨れた
鞘インゲンのようで、
その放つ香りは
典雅、甘美そのものであった。
それを惜しみなく用いた
プディングは、
我われや凡庸なパティシエなら
ツブツブを残して
本物のバニラを誇示する処を
まったくそれを残さず、
そこにも潔さがあった。
シェフ曰く、
「料理は引き算ですから…」
とのことだった。
カラメルのほろ苦みは、
まこと大人の味と云うべく
深みのある味で、
軽々に“プリン”なぞと
呼べる代物ではなかった(笑)。
伴奏の
グラス・ド・キャラメルの
高貴な味と香り、苦みにも、
同伴のA先生は
のけぞって驚いておられた(笑)。
そして、
いつものフレンチ入門編の
指南役として、
エクスプレス(エスプレッソ)が
くるまでに、絶対に、
水で口中を漱がないように…と、
念をおした(笑)。
そこに、
クレマ(泡)のつんもり立った
コーヒーが登場。
さっそく、
その濃厚なエッサンスを
一口含むと、
なんと、残存する甘味と
マリアージュして
天上の甘露へと昇華する(笑)。
この感激の瞬間も
お二方とも
存分に体験されていた。
今回は、
常連のワガママで、
税サ込の最安価で
「入門コース」をお願いしたが、
お二人とも、あまりの感激に、
是非是非、も一度、連れてきて下さい、
「そして、次回はワンランク上の
コースを体験したいです…」
とのことで、
さっそく、その場で、
新年会の予約をした(笑)。
ボンビー・カウンセラーは、
それまで、
コツコツ“積み立て”せねば…
である(笑)。
。゚(゚^∀^゚)゚。 ヒ〜!
『お祝い会』だったので、
久しぶりに、
ダイニング・ルーム奥を
ステージに見立てて、
ミニミニ・コンサートで
『さくら変奏曲』を演奏させて頂き、
マダムにもお聴き頂いた。
なんでもスタイルが大事なので、
パイロット・コスチュームから、
コンサート用のウェスト・コートに
着替えて、
『コーヒー・ルンバ』では
フラメンコのパコ・スタイルにした。
これをやると、
股関節が脱臼するので、
命懸けでやっている(笑)。
ただ…
不思議なことに、
この日は、一日、
股関節も、なんと、オシリまで
痛みを感じることがなかった。
やっぱし、
好物、楽しいこと、喜びを共有する・・・
っていうのは、
大きな“癒し”になる
【アクティヴ・コミットメント・セラピー】
の正しさを
証明するかのようでもあった。
帰宅後に、
画像変換アプリで、
「10代の長髪青年」に
クリエイトしてみたら、
なんだか、『魔界転生』の
天草 四郎みてーになっちまった(笑)。
エロイム・エッサイエム!
我は求め、訴えたり!
(^◇^;)ゞ

0
1 | 《前のページ | 次のページ》