今朝も雪降りで
庭にも薄っすら積もっている。
毎冬、気管支炎の長患いをするが、
今年は、暮れから
風邪気味の体調が長引いていて、
ちょっと良くなると
またぶり返してる。
寒む気、クシャミ、
鼻水、ダルさ・・・に加えて、
オシリ痛もいつもより
2割増しで痛めである。
散歩や体操、
ストレッチをやっても、
寒さのせいなのか、
カラダの筋硬直感がとれず、
オシリ痛にも響いている。
今朝は、
まるでALSばりに
硬直感と鈍痛で目覚めたので、
苦痛を我慢すると「うつ」になるから、
堪らわずに筋弛緩作用のある
アルプラゾラムと
鎮痛剤のイブプロフェンを
服用した。
そして、これから、
週2の鍼治療に出かける。
もう、14回も
施術に通っており、
無痛の日もポチポチあるものの、
未だに、オシリ痛に
劇的な改善効果は見られない。
先日、来られた
新潟のヒロミさんが、
気功法を「遠隔」で
やって下さっているが、
「股関節」にも問題があるらしい。
先日の『天気の子』の
メッセージじゃないが、
「痛み」や「コロナ不安」と
共に有りながら
【それでも、生きていく】
覚悟でいなっきゃである。
初孫のリッ君を
この目で見て、
この手で抱くまでは、
生きる気力も
萎えはしないだろう。
連日、
ベートーヴェンの
ピアノ・ソナタ「テンペスト(嵐)」の
三楽章を通して稽古している。
中間部に出てくる
わずか8小節の「長調」の
パッセージ(経過句)が
「ニ短調」から突然の転調なので、
まるで、雲間から射す陽光の
エンジェル・ステア(天使の階段)
のようで、神々しく、
弾いてて陶然たる気分になる。
そして、直後に、
一天にわかに掻き曇り、
重々しいモチーフが繰り返され、
「嵐」と「苦悩」が
戻ってくる。
実に、劇的な構成で、
さすがに楽聖の音楽の
深さ・見事さに
心打たれている。
⁂
皆川達夫先生の
ご著書が古くなり、
背が糊割れしたので、
自家製本で用いる
「木工ボンド」で補修した。
こういう時は、
製本技術があると
助かるものである。
⁂
『ミサ曲』を聴いてると、
子どもの頃、
音楽の授業で習った
『もろびとこぞりて』の
「グロリア・インネクセルシス・デーオ」
という祈り文が出てくる。
「ドイツ音楽の父」と称される
ハインリヒ・シュッツの宗教曲を
書斎と寝室のステレオで
仕事中と休憩中に聴いてるので、
一日、鳴りっぱなしである。
清澄で、荘厳で、美しいので、
まったく聞き飽きせず、
実に耳に心地よい。
シュッツはイタリアで
寺院オルガニストの
ガブリエリに師事したので、
その宗教声楽曲を
コロナお籠もりの現下に聴いてると、
ヴェネツィアやフィレンツェの
ドゥオーモ (大聖堂)内に
彷徨いこんだかのような気分になる。
シュッツから100年後に
バッハが誕生し、
そこから、
ベートーヴェン、ブラームスと
「グレイト3B」に連綿と
ドイツ音楽の伝統が繋がっていく
ミーム(文化的遺伝子)のようなものが
しっかと感じられた。
雪に閉ざされ、
コロナに閉ざされ、
ともすると鬱屈しがちな
閉鎖的環境ではあるが、
偉大な芸術に触れることで、
人間性の偉大さを再認識させられ
「生きる希望」のようなものを
感じさせられた
この冬休みでもあった。
スーパーで
クワイがあったので、
初めて買って、
初めてレンチンして
試食してみた。
懐石店で
味わったことはあるが、
現物をじかに手にしたのは
初めてであるので、
じっくりと観察してしまった。
表面の「青」が
絵的に美しい色味である。
カミさんも初めてらしく、
ふたりで
皮を剥いて味わってみた。
「なんだか、
栗とおイモの中間みたいだねぇ・・・」
というのは、
正鵠を射る テイスティングだった。
微かな苦みも特徴である。
落語の『百川』(ももかわ)では、
クワイのきんとんを
町内の若い衆に
丸呑みにさせられて
目を白黒する
田舎者の百兵衛が出てくる。
ウィキってみたら、
クワイ(慈姑)
学名:Sagittaria trifolia L. 'Caerulea'
「サギッタリア・トゥリフォリア・リンネ」
「カエルリア」
と言うそうだ。
河川や湿地で生活する
水生多年草(被子植物)
オモダカ科。
別名「田草」「燕尾草」。
クワイの語源は、
鍬(クワ)に似てることから
鍬芋と呼ばれたのが転訛した。
大陸から伝わった根菜の一つで、
ベトナム語では
根菜を「khoai」と言い、
「くわい」と聞こえる事から、
その呼び名となったともいう。
日本へは平安初期に
中国から伝来したという説もある。
アジア、ヨーロッパ、アメリカの
温帯から熱帯に広く分布する。
青藍色の青クワイ、
淡青色の白クワイ、
小粒の吹田クワイ、
の3種類があり、
いずれも水田で栽培される。
青クワイは、
ほくほくとした食感で
白クワイは、
シャリシャリとした食感。
クワイの塊茎は、
「芽が出る」ということで
おせち料理で縁起物とされる。
「塊茎は皮をむいて水にさらし、
アクを抜いてから調理する。
シュウ酸を含むので、
茹でこぼすのがよい。
ユリ根に似たほろ苦さがある」
あらま…。
ラップ&レンチンして
喰っちまった(笑)。
シュウ酸結石で
救急車に乗ったことがあったので、
2ケだけだったから
よかったわい(笑)。
やっぱ、
青っぽい食物は
どこか"毒っぽい"やねぇ・・・(笑)。
いつまでも抜け切らない
"グズクズ風邪"で、
"ぼっち飯"用の
おフレンチを創る意欲もわかず、
出来合いの
「ソーモン・フュメ」
(スモーク・サーモン)を
ドレッセだけした。

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