「あ〜。オモシロかった・・・」 <(^.^)> ♪〜 ・・・と言いながら、いつか死んでいきたい。
『わが家新聞』の「こだわりの毎日」欄です。
2016/8/10
「やまゆり園事件」の
ケース・スタディをするのに
参考文献として
精神分析学者の著書に
目を通している。
筆者はラカン派の
臨床医であるので、
その方面からの切り口で
一貫して語られている。
これまでの
日本とアメリカで起きた
大量殺人事件と
今回の「やまゆり園事件」には
いくつかの共通項があることが
解った。
ただ、
これを未然に防ぐというのは
至難のことであることも
同時に思わされた。
根幹には、やはり
生後からの
必要にして十分な
母性・父性のバランスの取れた
家族関係が必須なのである。
今日、児童虐待件数が
10万件を超えたという
家庭状況の劣化を見るに、
反社会性パーソナリティを
抱くに至る子どもたちを醸成する温床が
増えることはあれ減ることはない
という憂慮すべき現状にある。
それに加えて、
ネット社会の蔓延化、
スマホ依存の常態化、
「ポケモンGO」なぞに現を抜かし
現実検討識を失して検挙される輩を
観るにつけても、
民度の劣化をも
感じずにいられない。
人口減少、少子高齢化というのは
この国が衰退期に入ったという
ことでもあろう。
政治劣化、
企業モラル劣化…と、
大人社会がガタガタなのだから、
常時不景気ムード下に生まれ、
ゆとりなく育った若者が、
デプレッシヴな気分と
アグレッシヴな衝動を抱いたとて
何ら不思議はないのである。
犯罪史上、稀にみる
「やまゆり園事件」でさえ、
オリンピック・フィーバーで
早くも忘れ去られ、
過去のものとされる危惧すらある。
3.11や原発事故で
今尚、仮設暮らしや
県外避難が十万人以上いる
という事実も、
忘れ去られようとしている。
まさに、
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
である。
リオが終われば、
東京オリンピックを目指して、
バブリーに、マニック(躁的)に、
ハシャいでいくつもりなのだろう。
3.11を上回る
「頂門の一針」を喰らわねば
まだ目の覚めぬ
日本人なのかもしれない。
個々の民は、
慎ましく、しとやかに、
日常を大事に暮らしているのだろうが、
戦時中のように
中空構造的社会の中心に
軍属のような善からぬものが
その座を占めると、
一億総ヒステリー状態に陥るという、
ナチスを支持したドイツ国民と同じ過ちを
日本は過去に犯したのである。
世界情勢もキナ臭いが、
日本の国内事情も
そうとうに病み始めていると
思わざるを得ない。
それでも、救いは
教育現場や学校臨床で
まだ8割近い子どもたちや
その家族たちは健常で
まともである、ということである。
我われの仕事は、
力を得つつある悪貨が、
この健常な良貨を
駆逐することがないように、
しっかりと見張り、
不退転の壁となることである。
だいぶ以前に、
「変造ウォン」という
韓国貨幣に手を加えた悪貨のせいで、
自販機で500円硬貨が
使用できなくなったことがある。
少数の悪貨のせいで
良貨が駆逐されかかった
注目すべき現象として、
記憶に留めて置いた。
子ども部屋の片付けをしていたら、
ラジコンのプロポが出てきたので、
ボックス電池を買ってきて
操作してみたら、
ちゃんと動いてくれた。
ただ、キャタピラが劣化して
途中で切れてしまったので、
仕方なく針と糸で縫い合わせた。
車体の電池の蓋もなくなっており、
ガムテで間に合わせたが、
砲塔も旋回し、BB弾も発射するので
しばしの間、童心に返って
遊ぶことが出来た。
ちなみに、
これはだいぶ以前に
自衛隊戦車をドイツ軍色に塗り替えて、
ウェザリング(汚し)を施し、
デカールを貼って
改造したものである。
たしか、
アキかナツの
クリスマス・プレゼントで
5、6千円したと思う。
ロンドン・オリンピックの
ゴールド・メダリストで、
当時もその形相から
「殺し屋」と渾名された
女子柔道の松本が、
試合直前にあの「殺し屋」睨みを
見せてくれた。
今回は残念ながら
銅メダルで、
インタヴューで感想を訊かれ
「甘酸っぱいです…」
と女の子らしい
柔和な表情に戻っていたのが
印象的であった。

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